見えない選択肢

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毎日膨大な国税を使いながら、国会審議もありませんが、
今日はようやく、自民党の総裁選挙が行われるようですね。
その候補者である、麻生さんと福田さんのどちらになっても、
自民党は戦争協力の法律を通そうとするわけですが、
この是非を問う論争は、何処へ行ってしまったのでしょうか?

自民党の新総裁が決まって、新しい首相と内閣が決まったら、
特措法の是非を問う議論は、再開されるでしょうけど、
この戦争協力に掛かる費用が、国税の医療費削減と同額で、
軍事出費さえなければ、国の医療補助は続けられるってことは、
「戦争協力」か「医療補助」かって選択肢なのだってこと、
いったい誰が説明してくれているのでしょうか?

最近は資金不足を理由に、福祉の切り捨てが多くなってますが、
その一方で、軍事費と戦争協力費は確実に多くなっているのです。
膨大な資金を掛けて、いよいよ軍隊は空母まで作るようですが、
そのお金を使えば、どれだけの社会福祉が出来るのかを計算し、
国民の選択肢として提示してくれる政治家はいないのでしょうか?
この国には、国民の望みを選択肢に出来る政治家はいないのか?

「とりあえず」の福田さんと、「リーダーシップ」の麻生さん、
何が選択肢の争点なのか、よくわからない総裁選挙でしたが、
国民が本当に選択しなくてはいけないのは、特措法でさえなく、
限られた予算を、軍事費にするのか福祉費にするのかって事です。
民主党は、それを選択肢として提示できるのでしょうか?

小泉自分勝手内閣が膨らませた800兆円の借金を返済し、
憲法違反の軍事費を可能な限り押さえて世界の脅威を取り除き、
住民の望みである、生活居住区の安全と利便性を確保して、
余計な開発による環境破壊よりも、弱者の福祉を優先する、
政治家は、そんな選択肢を見える形にして欲しいのです。