思いは叶う♪

てんつくマンの講演会や、号外を配る team gogo Toyama に参加して、
知り合った向さんから、黒澤義巳さん講演会の案内がありました。
僕は黒澤さんのことはまったく知らず、初耳だったのですが、
チラシを見ると「思いがかなうメカニズム」が演題になっていまして、
そこにはまた「自分が変わることで子どもが変わる」とも書いてあり、
当然のこと、「自分が変われば社会が変わる」とも読めるのです。
つまりは、てんつくマンの主張と同じことではあるのですが、
それを教科書や入試問題の作成にも関わる黒澤さんが、どう話すのか、
興味があったので、小杉のラポールまで聞きに行ってきました。

開演時間に5分ほど遅れて会場へ入ったら、すでに始まっていて、
僕はとりあえず、手近な空き席に座って話を聞くことができました。
あわてていて、メモ用紙も携帯も持たずに会場入りしてしまったので、
写真もなければ、内容のポイントもメモっていないのですが、
論旨は的確で、よくわかる、聞く価値のあるものだったと思います。
客層のほとんどが30代~40代の主婦層に見えたのは、
もしかすると、主催者がそのような人たちの集まりだったのか、
男性は僕よりだいぶ若い人3人しか確認できませんでした。
そして参加者は、熱心に話を聞いているように見受けられました。

彼の話のなかで、特に共感できたところは、波動の共振の話と、
人は誰でも、自分で望んだような結果を手に入れているというお話で、
これは僕も普段から周囲の人に言っていることと同じなんですね。
だけど、僕が言っても本気で聞いてくれる人はいないのですから、
このように評判のいい講演者が話してくれると、ありがたいのです。
いわゆる、「何を言ったか?」よりも「誰が言ったか?」の方が、
多くの人にとっては、信じる上で重要な要素だったりするわけです。
これは自分で判断しない人々が、権威に弱いことを露呈すると同時に、
話す人の信頼感の問題でもあるので、難しいところでしょう。
最初はこうして、それなりの肩書きのある人が話す必要があるのかも。

笑顔が大切で、自分が本当に望んでいることを穏やかに確認して生きる。
この「おだやかさ」が大切だってところが、重要なポイントです。
たとえば市民活動にしても、先鋭的闘争的な活動には争いが集まり、
本来求める平和のイメージとは遠い状態になるので、信頼も得られない。
こうなると、いくら正しいことをしているつもりの集団でも、
誰も参加してくれない!って事になってしまうと言うわけです。
これはまあ、少し自分で活動したことのある人ならわかることで、
穏やかな人にこそ、安定して人々が集まってくるのだから、
それが結果として、社会を変える大きな力にもなりうるわけです。

なかなか、わかっていても、自分が正しいと思い込んだ人は強情で、
人の言うことを、謙虚に聞く耳を持たなくなってしまうのですが、
黒澤さんは、聞き上手であることが相手の心を開ける条件だと話される。
実はこの聞き上手になることは難しく、それもそのはずで、
僕らのように末端で生きるものは、聞いているうちに終わってしまう、
つまり発言の機会が無く、いつも聞かされてばかり!に不満だからです。
言いたいことが鬱積していて聞く耳を持たないから、誰も聞いてくれない!
だけどそれは、「言いたいことを言う」人同士が共振して集まるからで、
この状態を抜け出すには、相手を受け入れる度量の広さが必要なのです。

考えてみれば、これこそ僕らが普段から言っている共生の在り方で、
てんつくマンが「Yes is Love!」と言うのも、相手を認めることでしょう、
ここで思い出すのは、ジョン・レノンがヨーコに会ったときの事。
ヨーコの作品展示会で、脚立が置いてあるのを見たジョンが上っていくと、
その天井に小さく「Yes!」と書いてあったという話は有名です。
キリスト教の伝道師が、イエスだったのは、偶然ではないでしょう。
優れた宗教は、まず相手を受け入れるところから始まっているのです。
とまあそんなことを考えながら、聞き終えて会場をあとにしてきました。