道路特定財源~まちづくり

昨日は午後から、ESDの伊藤通子さんの講演を聴いて、
そのあと高岡の昭和建設さんへおじゃまして、
道路特定財源の見直しとはどういう事かって話しから、
特に高岡市を中心とする富山県内の道路行政を学んできました。

女性地域づくり実行委員会と○○建設さんによる企画ですが、
たまたま、富山県で土木関係の仕事をずっとやって来られ、
今は建設業界の相談役という△△さんが参加されていて、
県行政の生々しい裏話なども聞かせてもらうことが出来ました。

そこであたらめて思うことは、僕らはあまりにも知らなさすぎる。
たとえば県内の道路にしても、どうして今のような道路なのか?
政治家の思惑によって決まった多くの事例や住民との関係、
そうしたことが公開されることなく実施されていたわけです。

今回大きな問題となっている、新幹線の新高岡駅に関しても、
市民の多くは、そんなもの大金(借金)を負担してまで、
本当に必要なのかと疑問に思っているのに、なぜ決まったのか?
そうした情報が公開されないまま、事態は決定されていたのです。

だけどもう決まったことであれば、これを好機として活かしたい。
これが参加した皆さんの意見であり、たぶん市民全体がそうでしょう。
問題は、だれもが賛成するような企画にはなりそうにないことで、
ここで失敗すれば、後世に大きな遺恨を残すことになる。

これはやはり、市民と建設業者だけでなく、行政も交え、
さらにはすでにこの問題で活動しているラクダ・グループなど、
大きな連帯を作って、さらに新しい発想などを求めながら、
市民の、市民による、市民のためのまちづくりを実現したい!

とまあ、以前なら夢物語でしかなかったようなことも、
こうして具体的に人が集うことで、実現の道筋も見える気がする。
そんなふうに、暗い現状の中にも明るい未来の兆しを感じて、
夜の道を車を飛ばして井波まで帰ってきました。