世界で最も好戦的な日本人?

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イギリスのブレア首相が退任を発表したようです。
就任当初からずっと高い支持率を得て、政財改革を進め、
高福祉経済成長を実現させると共に、さらに重要と思われる、
アイルランド和平の実現に貢献したことが思い出されます。
そんなブレア氏が自ら振り返って「間違っていたかも知れない」
と発言されたのが、イラク戦争への積極的な協力でした。

アメリカのイラク攻撃に対して、日本と共に積極的に賛成して、
進んでアメリカに協力したイギリスですが、世論は反対し続けた。
そのために、ブレア内閣に対する支持率までが下がり続け、
これがきっかけとなって、ブレア氏は退任を決断したようです。
多くの主要国が反対した中で、国が支持した英国では市民が反対した。
米国内でさえ、市民による反戦ムードでブッシュ政権は揺らいでいる。
今やイラク攻撃する政府を国民が支持している国は、日本だけです。

後方支援だけでは足りないとして、憲法まで変えようとしている。
そんな政党が国民の多くの支持を得て、選挙で勝ち続けている。
この現状を客観的に見れば、日本は世界一好戦的な国民なのか?と、
そう思われても仕方がないし、これはとても不幸なことです。
いや実際、日本の国民はどこか好戦的と思われる節がある。
政治にしても経済にしても、学問においてさえ「勝とう」とする。
日本人はどうして、創造的に理想を求められないのだろうか?

もちろん、多くの日本人は平和を求めているはずなので、
ここには巧妙に仕組まれた罠と、だまされやすい国民性がある。
安倍政権は小泉演出を上手に見習い、予定通りに舞台を進める。
就任以来、すべての法案は粛々と?スケジュール通り可決して、
それを国民は、頼りがいがあると心強く思っていたりする。
この国に軍事力を解禁すれば、世界は恐ろしいことになるのかも!