祭りの太鼓

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朝起きてしばらくすると、遠くから祭りの太鼓が聞こえてきました。
獅子舞が近づくと、通りの通行が出来なくなったりするので、
急いで食事を済ませ、昼の軽食と飲み物を持って出掛けます。
今日は憲法記念日で、富山での記念講演などに誘われていたのですが、
なにしろ快晴のお天気で、ここ数日田畑に行っていなかったので、
今日は一日畑作業をして過ごそうと、昨日から決めていたのです。

準備を済ませて家の外をうかがうと、もう町内の人が外に出ている。
どうやら既に見えるところまで、獅子舞が近づいてきているらしい。
困ったなあと思いながらも、今出ていかないと1時間は動けなくなる。
そう判断して、祭りの雰囲気には場違いな作業着姿で車を出しました。
近所のあちこちにたむろした、知った顔も知らない顔も一瞬フリーズ、
冷ややかな視線か、無視するような雰囲気の中、頭を下げて通ります。

いやあ、それにしても僕は、この町の祭りはどうにも苦手です。
家族や子供がいる人、親戚や友人が来る人にはいいのでしょうが、
僕のように一人暮らしの身で、特に親戚も友人も祭りに来ない場合、
この町の祭りは、あまり参加する楽しみが見出せないのです。
しかも僕は、井波に来てから、氏子としても参加していません。
一人で参加しても、周囲の方が扱いに困るかも知れませんしね。

というわけで、冷たい視線の中をなんとか抜け出して畑に行くと、
今日は予想通りに、暖かくて気持ちのいい野良作業日和でした。
土手の草を刈り、畑に入れて、今日は枝豆とツル無しエンドウを蒔く。
ラディッシュと小松菜の間引きをして、通路の草もきれいにしました。
楽しみにしている南瓜も、しっかり大きな芽が出て、写真を撮って、
夕方家に帰ったのですが、祭りの太鼓はまだどこかで響いていました。