「Soft Water 軟水のお風呂で赤ちゃんのお肌に」

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上関久美子さんがお書きになって、径書房から出ている、
「Soft Water 軟水のお風呂で赤ちゃんのお肌に」という本ですが、
読んでいると、思い当たることがたくさんあって驚きました。
まずこの水の硬水軟水について、聞いたことはあったのですが、
それがどのようなもので、人にどんな影響があるか知りませんでした。
しかし本の記事を読んでいて、まず思い当たったのが湯沸かしポット。
東京で使っていたときは、ポットの内側に白いカスが付着して、
僕はそれを水道に入っている塩素が固まったものと思っていたのですが、
そうではなくて、硬水だったためにカルシウムが固まっていたんですね。

そういえば沖縄にいたときも、東京や神奈川にいたときも、
何ヶ月かすると肌のトラブルを起こして、アトピー症状まで出てきて、
水が合わないのだなあ、ってことはなんとなく感じていたのに、
それでもずっと、軟水硬水って何のことか知らずにいたのです。
たぶんその合う合わないっていうのが、水の高度の問題だとわかれば、
どの土地の水が自分に合うのかも事前にわかるわけだし、
そうした水の性質を知っていれば、アトピーに苦しむこともない。
実際に今現在僕が住んでいる富山県の水は、全国でも有数の軟水域で、
おかげで僕の肌は、きめ細かくて滑らかな状態なのです。
なんだ、もっと早く知っておけば良かったのに!と思ってしまいます。

昔は、色の白いは七難隠す、とか言われたそうですが、
現代ではただ白いのではダメで、健康で美しい肌が好まれる。
したがって化粧品会社のうたい文句も、素肌美人なわけですが、
これって何も高価な化粧品を買い求めなくても、ただ軟水を使えばいい。
なるほど納得ってわけですが、そこで困るのが硬水域で暮らす人です。
普通なら、なかなか軟水を求めて引っ越すってわけにもいきません。
そこでどんな水道水も軟水に変えてしまうソフナーのことが書いてある。
自分で軟水を作る方法から、市販のソフナーの紹介もあるのです。
さらにはもっと具体的に、様々な情報を得るためにHPを立ち上げ、
軟水に関する情報発信の基地にしている様子がうかがえます。

そこまでやるのは、著者が学術的な研究として書いているのではなく、
自分自身が肌のトラブルで苦しんできた経験から、その改善策を、
少しでも多くの人に伝えたいと願う気持ちで書かれているからでしょう。
そのためにこの本では、無添加石鹸などの話しも、単なる知識ではなく、
具体的にどのような商品があるかや、自分で作る方法なども書いてあり、
肌のトラブル別に、対応する石鹸の作り方まで紹介してあるのです。
僕はそこまでしたいとは思いませんが、美しい肌になりたい人は、
これを読めば、何らかの参考になることは間違いないでしょう。
参考レシピに出てくる写真は小さいながらカラーなのでわかりやすい。
肌と水の関係を知っておくために、基礎になる一冊だと思います。

「Soft Water 軟水のお風呂で赤ちゃんのお肌に」情報は(↓)こちら。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4770501927?ie=UTF8&tag=isobehon-22