「和の暮らし」

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なんともおしゃまで、かわいい本です。
と言っても子どもが書いてるわけじゃない。
小泉さよさんっておっしゃるイラストレーターが、
日本のなにげない暮らしの中に根づいた文化を取り上げて、
見ていて楽しくなる絵と共に紹介してくださる本なのです。

なんて言うと、いわゆるお婆ちゃんものを思われるでしょう。
でもこの女性は、1976年生まれのまだ30そこそこで、
東京芸大の大学院まで行って日本画を学んだ人なのです。
名前まで古風なので、ついだまされちゃいますよ。
でも、ちょっと嬉しくなるだまされかたですけどね。

その1:和のある暮らし
その2:和のある台所
その3:和の歳時記
その4:東京の和
その5:和のある街

こんな感じで書かれているのですが、
僕は一年を通じて書かれている歳時記の章がとても好きです。
たとえば3月には、ひな祭り、啓蟄春分の日が書かれていて、
ひな祭りに蛤のお吸い物を食べるいわれだとか、
ぼたもちの作り方なんかが、イラスト入りで書かれている。

さらには、そうした内容ばかりではなく、
それぞれのページが、余白を十分に使ってデザインされて、
気持ちのいい遊び心が紙面全体から伝わってくるのです。
全体のデザインをジャマしない、活字やイラストの大きさも、
本の紙質まで含めて、全部が気持ちのいい和の本なのです。

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