「パンデミック・フルー」

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今年3月に、国会で質疑応答があったのを皮切りに、
最近はテレビなどでも取り上げられているようなので、
ようやく一般にも知られてきた、新型のインフルエンザ、
その流行が、パンデミック・フルーと呼ばれるものです。
これはなにやら恐ろしそうだとは知っていても、具体的に、
何が今までのインフルエンザと違うのかは知りませんでした。
それがこの本を読むと、一通りのことがわかるのです。

パンデミックとは、世界的な大流行のことを言いますが、
今や世界中で発生が恐れられている新型インフルエンザとは、
過去にスペイン風邪などで大流行したことが知られている、
A型インフルエンザ・ウイルスの突然変異によって起きる。
これがいったん始まると、人類にはまだ免疫がないので、
世界中で一気に大流行すると予測されているのです。
しかも今回発生の兆しが見られる新型インフルエンザの場合、
スペイン風邪とは違って致死率が強いことがわかっている。

スペイン風邪が流行ったのは第一次世界大戦の頃で、
当時に比べれば衛生状態もいいし、医療環境も整っている。
それはたしかにそうですが、今回は交通網の発達によって、
当時とは比べものにならない流行のスピードが予想されます。
うっかり対応が遅れると、社会機能が麻痺する可能性も高い。
しかも余所に応援や援助を要請したくても困難になって、
各地域でいかに対応の準備が出来ているかが重要になる。
これが局所的な津波や大地震とは違う重要なポイントです。

いったんパンデミック・フルーが始まってしまうと、
外出そのものが感染の危険を伴う行動になってしまうので、
学校も会社も病院も危険な場所になってしまうと考えられる。
それでも地震と違い、家に帰る時間の余裕ぐらいはあるはずで、
だからこそ家に蓄えの準備をしておくことが大切になる。
それでは自分の家でどの程度の蓄えや準備をしておけばいいか?
そうしたことも、この本には丁寧にQ&Aで書いてあります。
大切な家族を守るためにも、一読されることをお勧めします。

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