微力だけど、無力ではない!

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自費出版としては異例の大ヒットとなった「戦争の作り方」、
これを成功させた小原美由紀さん、通称ミルキーさんが、
高岡の女性センターへ来て、話をしてくれました。
ちょうど新しい本「世界から貧しさをなくす30の方法」
が出来上がったところで、忙しい最中だったようですが、
主婦が出来る市民活動を考えたい、の趣旨に賛同していただき、
まず「私たちは微力だけど、無力ではない」の話をしてもらって、
その後にみんなで意見交換をすると言う催しでした。

集まったのは15人ほどで、こじんまりと輪になって、
まずは平凡な一主婦が、「戦争の作り方」を作るまでの話し。
インターネットでの繋がりを活かして遠方の人であっても、
同じ思いを持つ賛同者であれば、次々に取り込んでいく。
仲間になった人たちが協力し合って、自然にできあがった本。
「まみあな」立ち上げ時に大きな絵を描いてくれた、
富山のイノウエヤスミチくんが、この本の絵を描いたのも、
単なる偶然ではなく、人の繋がりだったともうかがいました。

彼女はまた、金沢でのピースウオークを立ち上げており、
それが富山のものとは違って、明るい催しになっている。
同じことをやるにも、人の共感を得るにはどうすればいいか?
ミルキーさんの手法には、多くの学ぶところがありそうです。
今回の話で、僕が特に学ばなければならばならないと感じたのは、
例えばマスコミとの対応においても、人の繋がりを大切にする。
一度取り上げてくれた人には必ずお礼の連絡をするなど、
僕には気付かなかった、大切なことだと学ばされたのです。

今回集まった人たちは、富山県内でも問題意識の高い人たちで、
だからこそ、今の社会の動きを危惧されている人たちです。
ところが、世の中の批判を身内の中でやるだけで、
手を繋いでマスコミまで取り込もうとする態度に欠けていました。
今日はそれに気付いただけでも、大きな学習をしたと思っています。
僕らは高岡を基盤に市民活動をネットさせることが出来たのだから、
こんどはこの基盤をうまく使って、市民活動を実りあるものにしたい。
そんなことを考えながら、新しい本を買って家路につきました。

ミルキーさん、ありがとうございました。