沖縄県知事選挙

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今月19日を投票日とする、沖縄県知事選挙戦が始まっています。
東京や大阪など日本各地で平和運動をしている人が注目する、
全野党連合が実現して応援する、基地問題糸数慶子候補に対して、
自公連合が押す仲井真弘多候補は、現実的な政策をと訴えています。

さてこの選挙では興味深いことが二つあります。
一つは、前回の選挙で分裂候補を立てて大敗した野党が、
もめにもめはしたけれど統一候補を立てることが出来たこと。
なにしろ日本中で、野党の統一候補が実現しないと与党が勝つので、
共産党は影で自民党を応援しているとさえ言われるのを、
沖縄では独自候補を立てずに野党連合が実現できた。
この選挙で勝てれば、日本中で野党連合の機運は広まるかも。

もう一つは、与野党共に基地の問題を取り上げていることで、
僕も沖縄の米軍基地状況はひどいと知っているので、
糸数候補が知事になったとして、どこまで国に反抗できるか?
かつて大田知事の代理署名拒否のようなことが出来るのかどうか?
今まさに沖縄の米軍基地能力が強化されようとしている時期だから、
じっくりとその行方を見ていたいと思ったりするのです。
住民の自立と安全のために、地方行政は何が出来るのか?
糸数知事実現によって、しっかり見届けてみたいと思うのです。

このごろ日本各地で、戦争を否定しない議論が盛んになり、
政府や自民党の要人が核武装論さえ唱えるようになっています。
だけど現実にまず戦争の被害を受けるのは沖縄県民でしょう。
彼らが今回の選挙に対して、どんな選択をするのか?
その結果が何をもたらすのかは、僕らの問題でもあるわけです。