山の動く日

イメージ 1

高岡市男女平等推進センター登録活動団体ネットワーク」
なんて長い名前を「Eネット」にして、Eフェスタが行われました。
その最終日が今日で、MASAさんのジャズ・ライブがありました。
生でジャズを聴くのは、新宿ピットイン以来の久しぶりで、
お酒を飲まずに聴いたのは初めてのことかもしれない。(^_^;))
でもまあ、内容的にはとてもいいライブで楽しかったです。
特に、Blue MASA の歌と演奏は胸の熱くなるものがありました!

ニューヨークでジャズ・ミュージシャンとして自立するまでの、
女として、一人の人間としての話も、共感できて魅力的でした。
どうして彼女が今回のメイン・イベンターに選ばれたのか知りませんが、
このイベントにとてもフィットした人選で良かったと思います。
トークタイムに「男と同じになるのではなく、同じ権利を求める」
とお話しされたのも、安心して聞いていることができました。
富山では、まだこの感覚は多くの人に理解されていないかも。

県の政治や行政の在り方を見ていても、男性中心のままで、
そこに女性が出ていくのは女性の男性化だと受け止められる。
そんなのは古い固定観念であって、女性らしい政治だってあるはず。
効率や合理化によって統制された一本槍の価値観ではなく、
自由に多様な価値観を認め合って共生する社会をつくるには、
まず合理化されない女性の価値観が行政に取り込まれ、
強権的な行政そのものを、やわらかい器にする必要がある。

家事の出来ないような人間を政治家にしてはいけない。
人のためにお金にならないことをするのが家事なら、
社会における行政だって同じようなものではないのだろうか?
いつか強い権力者になって弱者を救済するなんて思い上がりだ。
そんなことを考えていれば必ず、より強い者がのし上がって、
さらにその権力を超えるための権力闘争しか残らない。
いつだって弱者が手を取り合って助け合う思想が大切なのだ。

本来の権力はそうした人間的活動を手助けすればいいだけだ。
お金を持つ人だけに奉仕するような新幹線や空港を作るより、
この地域が自立的に安心して暮らせるシステムを作ればいいだろう。
せっかくの豊かな自然環境をどうやって活かすかを考えればいい。
新しい道路や建物を造るのは最低限にして人間を助けて育てる、
多様な価値観による自由な暮らし方が出来る社会を作ることを優先だ。
MASAさんのライブに参加して、そんなことを考えた。