稲のハサ掛け

今年も稲の収穫季節となって、
去年と同じ丸太を使ったハサ組みを作った。
やっぱり自然農の米はハサ掛けの天日干しが一番だろう。

朝からハサを組む場所の稲を刈って準備をし、
昼から丸太を一本ずつ組んでいく。
去年解体したときに番号を付けてあるので、
今年はその番号に従って組み立てれば出来上がる。

まずハサ組みする場所を決めて印を付け、
直立の支柱8本を、材木の重さを利用して地面に刺す。
次に下の方から3段ほど横棒を縛り付けて、
そのあと支柱を交互に左右から支えるハス棒を組む。
それから残りの横棒をセットして、
最後に残りのハス棒を組み立てると出来上がる。

ハサ組み自体は昼食後に組み立て始めて、
ちょうど暗くなる直前に完成した。
あまり上の方を使うと風に弱くなることもあって、
去年は10段だったものを今年は9段にする。
それでも台風などが来れば一部を降ろすことになる。

機械乾燥が楽なことはわかっているけど、
楽であることは楽しくもないし喜びも少ない。
しかも出来上がる米の味わいを考えれば、
やっぱハサ掛けでの天日干しはやめられない。