関組長の話しを聞いて。

イソップです。
こすくん、あきちゃん、関組長と話を出来る場を設けてくれてありがとう!
それから、行動の不自由な僕を車に乗っけて行ってくれた水林さんにも感謝!
TONEへ行くのも初めてでしたが、有意義な時間を過ごすことが出来ました。

僕はあらゆる権力が好きになれないので、国会には関心が薄いのですが、
関組長のような人の活躍を聞くと、国会議員にも少しは親近感が湧きます。
自分自身、漠然とながら共産党がキライで自民党が好きだった理由も、
個人の考えの集まりである自民党と、指導部の考えの強制である共産党
関組長が言うように、そう考えれば、すんなりと納得する部分がありました。

これは頭ではわかっているようでいながら、選挙区単位で候補者を見るとき、
候補者全員が同じように自分の考えを述べていると勘違いしやすいので、
やはり視点の違った見方をすることの大切さをあらためて思わされました。
たしかに共産党の人は立派なことを言うのですが、その言い方が紋切り型で、
金太郎飴と同じように、誰に聞いても同じ回答しかもらえません。
これこそ、僕が最も嫌いな権力に統制された姿だって事でしょう。

そして自分と同じ考えの候補者だけを公認しようとする今度の小泉内閣は、
見方によっては、共産党よりも統制された権力体制を持とうとしている。
この恐ろしい事態に対して、たとえば民主党という最大野党を選択しても、
残念ながら、有事立法による戦争への準備は止まらないし、憲法も危ない。

こうした八方塞がりの中で、僕らに出来る最大のことは何かと考えれば、
争点をそらして危険な国への道を歩もうとする事実を多くの人に知らせ、
取り返しがつかなくなる前に、別の選択肢を提案して実践するしかない。
そのためには、NHKのようなマスコミに真実の報道を呼びかけながら、
自分たちの価値観を伝えるメディアを持つしかないのではないか、
そう考えていることを関組長に話したら、おおいに共感をいただきました。

関組長のように国会の中にいても、遠くで日々の暮らしに追われていても、
同じ思いで、豊かな未来を求めている人がいることに喜びを感じあえる。
こうした同じ思いの繋がりこそが、豊かな未来を創る力だと思います。

7時に始まった話は、参加者との対話を含めると10時過ぎまで続いて、
僕も含め、みんな熱心に関組長との話を楽しんでいたように思います。
ただ残念なのは、今度の選挙で日本が戦争可能な国になろうとすることで、
それを阻止するための有効な選択肢がうまく見つからないということです。

その選択肢を作ろうとして奔走される人がいるのはわかっています。
おおいにエールを送りたいとは思うのですが、僕は自分のやり方で、
まず個人の生き方として、権力に依存しない豊かさを求めてみたい。
自分が思うままに自由自在に生きて、この命の時間を楽しみきれたら、
それが新しい未来を切り開く大きな力になると信じています。

最後になりましたが、こうした場を提供してくださる地球村の皆さんに、
あらためて、その心意気と実践に感謝します。ありがとうございました。