梅を干す
お盆で帰省していた姉夫婦と兄が、
16日の午後には全員東京へ帰っていった。
しばらくぐずついていた天気が回復して、
遅れていた梅干しをするために、
物干し台にザルを置いて梅を広げる。
この時点で梅酢は別の瓶に移し、
梅と一緒に太陽には当てたけど、
ほとんどはもう梅のビンには戻さない。
1.5キロの梅はザル一杯に広がって、
なんとなく気持ちよさそうに見える。
これから三日間いい天気が続けばいいけど、
たぶんそうはいかないから、
晴れ間を見ながら梅を干す。
夜にはささやかな花火大会があって、
八乙女山に八文字焼きの篝火も見えた。
近くの公園でそれを見て帰るとき、
ふみおちゃん、みんな帰ってさみしいね、
と近所のおばさんに声を掛けられる。
なあん、いつものことやから、と返事して、
ひとり居間で泡盛を飲みながら、
今日見つけた面白そうな本を開いてみる。
もう、今年の夏も終わりだ。
16日の午後には全員東京へ帰っていった。
しばらくぐずついていた天気が回復して、
遅れていた梅干しをするために、
物干し台にザルを置いて梅を広げる。
この時点で梅酢は別の瓶に移し、
梅と一緒に太陽には当てたけど、
ほとんどはもう梅のビンには戻さない。
1.5キロの梅はザル一杯に広がって、
なんとなく気持ちよさそうに見える。
これから三日間いい天気が続けばいいけど、
たぶんそうはいかないから、
晴れ間を見ながら梅を干す。
夜にはささやかな花火大会があって、
八乙女山に八文字焼きの篝火も見えた。
近くの公園でそれを見て帰るとき、
ふみおちゃん、みんな帰ってさみしいね、
と近所のおばさんに声を掛けられる。
なあん、いつものことやから、と返事して、
ひとり居間で泡盛を飲みながら、
今日見つけた面白そうな本を開いてみる。
もう、今年の夏も終わりだ。