となみミュージカルキッズ

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昨日のひな祭りの日は、砺波文化センターにて、
ミュージカル「ゴーストハウス」、を見てきました。
2006年から、毎年1回ミュージカルを公演している、
となみミュージカルキッズの、今年の新作です。

「小学校最後の夏休みに、落ちこぼれの子どもたちが過ごした、
 それはそれは、とてもゴーストな夏休み」となっていて、
落ちこぼれの子どもたちが、夏休みのあいだに出会った、
幽霊でもない人間でもない、その中間の半人前と親しくなる。
そこで生きている人間の魅力を、あらためて知ることで、
自分の家族や友達とも、信頼関係を回復していくというお話。

ストーリーはシンプルですが、人間と霊魂との中間に、
半人前の存在を出すことで、物語が膨らんでいくのです。
子どもたちを心配して見守る、どこにでも居そうな母親たちを、
最初は疎んじていた子どもたちが、半人前や霊魂と親しくなって、
一緒に遊ぶことで、生きている素晴らしさに気づいていく。

そしてその時々の思いを、歌にして表現するのですが、
この歌も中途半端ではなく、しっかり出来上がっていました。
大人のミュージカルとしては、物足りないとしても、
これはあくまでも、キッズミュージカルで良いのでしょう。
途中でむずがってはいましたが、まだ6歳になって間もない姫も、
最後まで嫌がることなく、夢中で舞台を見ていたのも良かった。

あくまでも子ども向けながら、しっかり仕上がっていて、
子どもたちも一生懸命に練習したことが、舞台から見て取れる。
となみ文化会館の大ホールで、大人の指定席なら1500円、
一番安い子どもの前売り券でも、500円の有料公演です。
本物のエンタティメント目指す姿を。見られるのが良いですね。

舞台は撮影禁止なので、今日の写真は別の公演時のもので、
ネット上から引用して、舞台の様子を示したものです。
僕は東京に暮らした頃に、小劇場で小さな劇団の公演に出掛け、
東京キッドブラザーズなど、熱心に見ていた時期もあったのです。
どうせ舞台を見るなら、深刻なものよりは楽しめるもの、
歌って踊ってhappyな作品を、また見たい気がします。