ニライカナイへ!

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近年は、長い夢を見ることは滅多にない。
様々な身体の疲れが、翌々日に感じるくらいに、
心身のダメージが、なかなか快復しないので、
ゆっくり夢も見られていない、とも言える。
そんな中で、昨日久しぶりに長い夢を見ました。

それは以前によく見た、長い夢の続きのようで、
一つの特別な世界なので、記憶が蘇りやすい。
僕は南の島にいて、帰りの船に乗るところでした。
その島は北端が長く伸びて、その先端には、
美しいダイビングのポイントが、連なっている。

ただしそこは、海流が早くなる場所なので、
一般の人は近づかないために、荒らされていない。
そして島の中心部には、いくつかの宿があって、
僕はその中でも、若者が多く泊まる宿にいる。
そして宿を出て島を去る日に、僕はいた。

行き先は都会の仕事場で、仕事に戻るため、
島を出る船に乗ろうとして、僕は走り回っていた。
声を掛けてくる仲間と、適当にやりとりして、
船が出ていく時間に、少し遅れて桟橋に着くけど、
勝手知った感じで、船は僕を乗せて出航する。

職場に戻るには、船が着く島から飛行機に乗り、
日本列島をぐるっと飛んで、都会まで行く。
その職場では、自分が思うときに休みが取れて、
働きたくなった時は、また復帰することも出来る。
その職場のイメージも、よく覚えているのです。

それはもしかすると、20代後半の僕の姿で、
職場もいくつか混ざって、出来上がっている感じ。
島のイメージも、桟橋やそこに着く船のイメージも、
とてもリアルで、単なる夢とは思われないのに、
夢でしか行けない、不思議な世界なのです。

まるで一つの小説世界のように、架空の筈なのに、
僕は何度もそこを訪れて、旅はどこまでも続く。
その延長で、アメリカへ行ったこともあるし、
高速道路を疾走して、知らない街も訪れていた。
その全てが一つに繋がる世界に、戻るのです。

目の前にある現実世界とは、違う世界があって、
僕は夢を使って、二つの世界を行き来する。
もしかすると、ニライカナイがそうであるように、
西の海の彼方でありながら、空想の彼方でもあって、
その世界にも確かに、僕は存在しているのです。