辺野古を守る様々な活動

イメージ 1

アベノ独裁によって、日本は民主主義を危うくしていますが、
その典型的な政策の一つに、辺野古の米軍新基地建設があります。
残り少なくなった珊瑚礁に、土砂を入れて埋め立ててしまい、
そこに膨大な米軍基地を作ることで,アメリカの要求に応えるもの。
世界有数の美しい海を目当てに来る、観光客からの収入で、
沖縄の経済は成り立っていますが、そのお宝を自ら壊している。

たとえ1兆円の経済援助を受けても、珊瑚礁を壊してしまえば、
沖縄は長く将来にわたって、最大の魅力を失ってしまうでしょう。
長い歴史の上で、奇跡的に授かった自然の魅力を失えば、
再び回復することは困難で、沖縄の海は豊かさを失ってしまう。
しかもそれを国民が議論して、やむを得ないと判断したなら、
それもまた仕方ないけど、今回の埋め立て騒動はそうではない。

埋め立て反対の民意は、県民によって何度も示されているのに、
アベノ独裁は話し合いのポーズだけ取って、強引に主張を貫き通す。
裁判闘争をしてみせたり、法律をねじ曲げてアメリカに従う姿は、
日本が未だにアメリカの占領下にあるような、印象さえ受ける。
所詮アメリカ次第なら、アメリカに直接訴えるしかないと言うわけで、
過去にも沖縄県は、何度となくアメリカでロビー活動も試みている。

そして今回は、ハワイ在住のロバート梶原さんが署名を呼びかけ、
直接ホワイトハウスの請願サイトに、署名サイトを立ち上げたのです。
アメリカは日本と違って、国民が作り上げた民主主義の国なので、
たとえ大統領と言えども、人々の声を無視するわけにはいきません。
そこでこうした、直接請求のようなシステムが張り巡らされて、
市民の意見を公的に汲み上げて、無視できないようになっている。

こうした場で意見を言わないと、為政者の行為を指示している、
と受け取られても仕方がない、と言うのがアメリカ民主主義でもある。
だからこそ多くの民主主義の国では、人々が街頭で意思表示するし、
演説の内容こそが、人々を惹きつける武器にもなるのです。
意思表示しない日本人は、自ら独裁者の言いなりになるばかりか、
進んでその一翼を担おうとする人さえ、多いように見受けられます。

この呼びかけには、すでに16万の人が署名しているようで、
琉球新報などの地元紙では、詳しい署名の仕方も掲載されています。
タレントのローラさんやレイチェルさん他、大勢の人が呼びかけており、
来月にはホワイトハウスの公式見解が、示される可能性が高い。
もちろん、だからと言って辺野古移設が中止になる可能性は、
とても低いのですが、当事者でもあるアメリカに一石は投じられます。

アベノ独裁下の日本では、こうした民主主義に基づく活動さえ、
厳しい批判に晒されたりしますが、人の心を封じることは出来ません。
今でも民主主義でない国や、長い歴史の中で独裁者が支配した国は、
住民の民意を抑えるために、武力を含む強制力を使ってきました。
そうした強制力に立ち向かうには、普段から民意を尊重させる、
真に民主主義の政治体制を育てることが、重要だと考えます。