これはまあ・・・

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( これはまあ、こんなものかと、紅葉の錦 )

南砺市の、そう高くない山々も、
すっかり色づいて、今が見頃です。
特に利賀の山では、紅葉が鮮やかで、
先日は、見に行った甲斐があり、
菅沼ダムの近辺は、この通りです。

だけど、とっくに日差しが山陰で、
日に照らされた、明るい紅葉は見れない。
そのことで、残念な気がしたのですが、
地元のKさんは、これが良いと言う。
明るくないぶん、落ち着いて見えると。

なるほどなあ、と思ってみると、
確かに、様々な色合いがよくわかる。
長年紅葉を見てきたので、どうしても、
最高にきれいだった時を思い、比較して、
物足りないと、感じていたりするけど。

古今東西の、様々な紅葉を思って、
一番を目指しても、人には限りがある。
自分で見たものなど、さらに少なく、
文献やアートや、記録に頼って、
神のまにまに」を、想像します。

それはそれで、良いのですが、
忘れちゃならない、生身の実感。
一つのかけがえのない、命を持って、
目前の紅葉を見て、感じることを、
言葉にしてみる、面白さをば。

実感として感動が、知識に邪魔され、
物足りなく思うのは、致し方ないとして、
それをもう一度、味わってみるのです。
自分の在り方を、一つ異次元から、
眺めてみるのが、また面白い。