処分されたパイロット

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見ていた住民、トーマスさんの話では、
パイロットは最初、数字の8を描こうとしていると思った」
と言うのですが、パイロットはそこで止めませんでした。
「8の字を描いたと思ったら、戦闘機は真っ直ぐ上昇して、
 写真のような作品を描いたのです」とのこと。

SNS上では、笑いの種になったようですが、
子どもたちに説明を求められて、動揺した家庭もあったとか。
さほど大騒ぎするようなこととも、思われませんが、
このパイロットが所属する、アメリカ海軍航空部隊では、
「海軍はこの無責任かつ幼稚な行為について謝罪する」と声明。

お堅い日本では、考えられないような一件ですが、
アメリカあたりなら、いかにもありそうなお話しです。
「性的な具象を描くような、分別のない未熟な態度をする者に、
 海軍の航空部隊の居場所はありません」とのことで、
このパイロットが、その後どうなったかも気になります。

こうした公器としての乗り物は、ふざけてもらっては困るけど、
真面目であっても、ちょっとしたことが大事件になる。
香港での特急列車脱線事故など、本人は真面目に働いて、
司令塔の指示通りに悪戦苦闘した結果が、大惨事になった。
報道の通りであれば、ふざけた行為よりも気になります。

人間に注意できることは限られているし、昨日のバス事故のように、
あるとき急に、運転手が意識を失わないとも限りません。
こうした事態を生んでいるのが、現代の技術と経済の問題で、
僕らは将来に向かって、どんな世界を望んでいるのか、
技術や経済に縛られないで、考える必要があるでしょう。