真夜中に強い風

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左は稲刈りが少し遅れたイセヒカリで、右端はまだ早いミドリ米です

昨日の天気予報では、多少の雨は覚悟しても、
風のことは、正直ほとんど気にしていませんでした。
それが夜になって、家の周囲に強風が吹き荒れて、
田んぼの様子が気になったときは、もう手遅れでした。
今朝早くに雨がやんでいたので、田んぼへ行ってみると、
稲架が斜めになり、外に置いた唐箕機が倒れていました。

雨の対策として、ビニールを被せて置いただけで、
強風の対策は、何もしてなかったのだから仕方ありません。
さいわい田んぼの軟らかい土の上で、大事には至らず、
ビニールが取れて濡れた物を、急いで小屋に取り込みました。
これ以上稲が濡れないように、ブルーシートで稲を覆い、
風に飛ばされないようヒモを掛けて、斜めの稲架棒も直します。

稲架にはたくさん稲が掛かっているので、応急措置として、
棒を真っ直ぐにして掛矢で打ち込み、さらに杭も打ち込みました。
金属製の唐箕機が倒れたり、稲架が斜めになったのを見ると、
風速にして20mに近い風が吹いた、かと思われます。
それだけの風が吹いて、稲架が倒れなかったのはありがたく、
倒れて稲が散乱したことを思えば、本当に良かったと思う。

台風などが接近していれば、稲は小屋に取り込むとか、
相応の対策をしたでしょうが、こんな強風は予想しなかった。
あとで聴けば、夜の天気予報では強風予報もあったようですが、
4時前に田んぼ仕事を切り上げた時は、穏やかな天気でした。
雨のことだけ対応して、強風が吹くなんて思いもせずに、
家族で近くの温泉に行って、買い物をして家に帰り帰りました。

真夜中に家の周りが、ガタガタ鳴るような風が吹いて、
これは困ったと思ったときは、もう遅かったというわけです。
自然農による農作業は、自然の雲行きをしっかり見極めて、
常に対応していなければいけないのに、それをおこたったのです。
そうでなくても今年は、異常気象やら僕の体調不良やら、
不安定要素が多いことを、あらためて思い知らされました。