雪釣り講習会
シルバー人材センター主催で、雪釣り講習会があり、
学校の仕事に役立ちそうなので、急遽参加してきました。
雪国の一戸建て暮らしでは、とても大切な技術ですが、
何でも自分でやった昔とは違い、今は業者に頼んでしまう。
しかし業者に頼めば高額になるので、シルバーに依頼が来て、
それをこなせる人材が必要になり、講習会をやっている。
僕の暮らしにおいては、ほぼ必要のない技術なのですが、
学校の敷地にはたくさん木立があって、雪釣りが必要です。
高度な技術を要する高木などは、専門の人に依頼しますので、
僕がやるのは背が低くて、危険も少なく扱いやすいものだけです。
それでも一通りの知識や技術が無いと、難しいことなので、
しっかり講習を受けて、自分でできるようにしておくのです。
なにしろ初めての人が多いので、まずは縄の扱い方から、
午前中一杯は部屋で座学の後、縄の縛り方が中心でした。
男結び、巻き結び、ひと結び、この3種類を何度も練習して、
なんとか一人でできるようになったところで、昼食です。
午後は近くの公園で、実際に「芯木吊り」から始めまして、
高木の「4本組吊り」「幹吊り」なども実習しました。
さらに低木では、「四又しぼり」や「四又結び」で、
ツツジやツゲなどの竹囲いを、実際に作ってみました。
やったことのないことばかりでしたが、結構面白い内容で、
参加者も高齢者ばかりですから、皆さん砕けている。
ほとんど知らない人なのに、和気藹々と楽しみながら、
一つ一つ確認するように、実習の作業を熟していました。
講師の先生の指示に従って、1本2本と雪釣りができると、
それはそれで冬が近づいたような、風景になっていく。
実際にはまだ雪囲いは早すぎて、今は剪定の時期ですが、
11月になれば、やがて初雪だって降るでしょう。
昨今の異常気象を考えれば、今年はどれだけ雪が降るか、
庭木が折れるくらいで済めば、良しとしておきたいのですが。