虫けらをひねり潰せ!

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秋は春よりも、虫の被害は少ない、
とは言っても、やっぱり葉は食われる。
白菜や大根の菜には、小さな黒い虫がついて、
キャベツには青虫が、どこからともなく出てきて、
当たり前のように、葉の上に寝そべっている。

殺虫剤は使いたくないし、そうかと言って放っておけば、
やがて白菜や大根の葉は、レース状になって失われる。
キャベツの青虫の食欲は、3日も放って置くと、
キャベツそのものが、なくなってしまうから困ります。
そこで僕は、ピンセットを持って立ち向かう。

葉っぱの表にいるものから、裏に付いているもの、
そして根元の芯に近い部分に、潜んでいるものまで、
丁寧に探して、見つけ次第にひねり潰しています。
青虫も大きくなってしまうと、殺すのがかわいそうになって、
近くの水路まで持って行って、そのあたりに放しておく。

だけど小さな虫けらは、見つけ次第ピンセットで捕らえ、
容赦なくひねり潰して、近くの雑草の葉っぱに捩る。
使った武器の刃をぬぐって、再び次の相手に立ち向かう。
そんな大げさな話しでもないけど、闘いの意気込みで、
次々に虫を捕らえて、除去していくしかないのです。

何年か前にヒットした、「進撃の巨人」じゃないけど、
捕まえた相手は容赦なくひねり潰せば、すっきりします。
自分の目で見つけて、自分の身体を使ってひねり潰すのが、
殺虫剤で殺すよりも、良心がとがめないのは何故か?
妙な感覚ではあるけど、薬で殺すのは控えたい気がするのです。

ある程度大きな生き物になると、殺すのがはばかられ、
ひねり潰すなんて、残酷な行為のように思われてできません。
だけど小さな虫であれば、テントウムシより小さな虫なら、
虫けらは殺してもいい、と言うのもおかしな話しですが、
これが正直なところの、人間感覚のような気もします。

なぜ虫けらなら殺して良くって、大きな生き物はダメなのか?
無意識のうちに踏みつぶすのは、かまわないと言うのも、
どこか勝手な理屈ですが、了解できる部分でもある。
あるいはそれは、パステージと同じ事だから、
同じ場所にあって、違う世界なのだろうか・・・