宝石つかみ取り?

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城端のお祭りを見に行きましたが、あいにくのお天気で、
夕方にはかなり雨が降ったらしく、境内の踊りは中止でした。
それでも僕らが行った時間帯は、道路にはいつも通り出店があって、
大勢の子どもや家族連れがたむろして、路地はごった返しでした。
様々な衣装の踊り子たちが、見物客と一緒に歩いているので、
いかにも祭りらしい華やかさが、通りのあちこちで見られました。

残念ながら”むぎや”の踊りは、いつもの場所では見られなくて、
それでも姫を連れて夜店の路地を歩くと、あちこちでストップする。
今夜の姫には、僕が一つ、ママが一つ、自分で一つ買い物をしていい、
と言ってあったので、まずはその買い物を物色しているのです。
そこで姫が選んだ買い物は、たこ焼きと光るおもちゃともう一つが、
「宝石つかみ取り」と言う、いかにも怪しげなお店の品物でした。

出店の台の上には、ガラス細工や金紙加工の石が小山になって、
この店に客が少なかったせいか、さすがにつかみ取りではありません。
14コまで選んで良いと言うので、姫は真剣に選んでいましたが、
僕が見るとただの小さなガラス細工で、価値あるものとも思えません。
だけど5歳の女の子には、やっぱりこれが宝石なのでしょう、
あれこれ目移りして、20分ほど掛けてようやく選んだのです。

これですっかり満足した姫は、椅子に座ってたこ焼きを食べて、
祭りの夜を満喫して、城端の母の実家でいとこたちとお遊びです。
僕はお酒をいただいて、3人姉妹の妻の夫やいとこの結婚相手、
女性の強い家系に集まった男たちで、鮨をつまみに四方山話です。
毎年春と秋のお祭りの時期には、こうして親戚が集まってくる、
長く一人暮らしだった僕には、いかにも新鮮で貴重な時間でした。

男女共同参画や女性の人権など、様々な女性解放の活動があって、
僕もけっこう参加している方ですが、所詮僕は男でしかない。
どこか他人事感は否めないし、そもそも母系社会が良いと思うので、
今の男系社会には違和感が多く、それ故に女性の運動に参加している。
そもそも家や財産と言った蓄財は、女性のものだと思っているし、
男は好きな女のために働いて、家族を幸せにすれば自分も幸せと思う。