寺子こども園
寺子こども園では、10日に「入園・進級式」があり、
僕は在園児の応援団として、参加して挨拶してきました。
新入園児とその家族に対して、歓迎の言葉を述べる、
となると何を言えばいいのか、けっこう事前に考えました。
考えたことを文章にして、それを材料に話したのですが、
疲れてもいたのか、文字がうまく読めませんでした。
要するに老眼って事ですが、この一年間でひどくなり、
普段掛けているメガネを外さないと、手近の文字が読めない。
しかしメガネを外して読むのも、気が引けてしまうので、
ぼんやりと見えるのを手掛かりに、あとは勢いで挨拶です。
ちょっと長くなったかな、と気にはしたのですが、
途中からはしょっては、大切なことが抜け落ちても困る。
そう腹をくくって、言いたかったことはしっかり話し、
応援団として言うべき事は、言えたのではないかと思います。
全員参加で記念写真も撮って、無事に入園進級式は終わり、
寺子での注意事項とかは妻に任せて、僕は別の用事を回ります。
それからお昼には、アスモで保護者会のような集まりで、
新しい保護者と顔を合わせて、意見交換をしました。
そこであらためて驚くのは、遠方から入園してくる人で、
寺子こども園がある井波の人よりも、遠方の人が多いのです。
瑞泉寺のお膝元である、井波町上新町にある真教寺を使い、
半ばボランティアの人が、大勢参加して運営している。
野菜中心の給食や、天気が良ければ外へ出掛ける教室で、
親鸞聖人の教えを基本にしているのが、保護者を惹きつける。
今年は10人の園児と言っても、兄弟で来る子もいて、
家族数としては、8家族しかいないとも言えるこども園です。
もう少し広く知れ渡れば、こうしたこども園の需要はある、
と思うのですが、いかんせん今は広く知られてはおりません。
ほのぼのマルシェには、大勢の人が集まっていますので、
そうした場でも、もっと宣伝した方がいいのでしょう。
小さな子どものいない人でも、サポーター制度があるので、
寺子こども園の活動を、応援してくれる人を増やしたい。
公立の保育園なら、もう無償化が始まっているのに、
無認可であるが故に、支援がないのもおかしな話しです。
それでも人間性を育てるために、お金を払っても寺子に来る、
子どものために苦労するのは、幸せなことでもあるのです。