深刻な海洋汚染

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冬のあいだ、海のことは忘れていますが、
グリーンピースから、こんなメールが来ました。
海がいま、プラスチック危機を迎えている、
海亀の1/3が、プラスチックを食べたというのです。
プラスチックを食べれば、消化できないので、
様々なトラブルから、死に至ることも多いはず。

僕が毎年行っている、石垣島珊瑚礁の海も、
以前から様々な人的汚染に、見舞われてきています。
毎年台風が来れば、綺麗になる海岸線も、
台風が来ないと、流れ着くゴミが大量に目に付く。
特に平久保とうだいの下では、様々なゴミが、
大量に流れ着いて、惨憺たる有り様が見て取れます。

それも40年前には、流木や船具が多かったのが、
今ではプラスチック中心で、風化することもありません。
そして海を潜っていると、必ず出会うのが、
ビニール袋やナイロンの紐で、ボトルも多く見る。
これらは珊瑚を壊すと同時に、魚が餌と間違えて食べ、
そのまま消化できずに、死ぬケースも多い。

土壌改良に伴う赤土の被害や、温暖化による被害、
そして大量のゴミと、プラスチックによる被害がある。
これらはすべて、人間の活動による副産物で、
薬に副作用があるように、自然界を痛めつけます。
石垣島の海に限って言えば、昔より意識が高まって、
汚染も減ったし、浜を綺麗にしている人もいる。

だけどこの大量のゴミは、今も出続けているし、
プラスチックボトルは、化学薬品が入っていたりする。
こうしたプラスチックの投棄を、防がないと、
海の汚染は、海洋生物にとって深刻なものになる。
多くの人はわかっていても、金銭利益追求の企業では、
環境対策よりも、利益が優先されてしまうのです。

今日の写真は、http://潜水士.com/ からの引用で、
「海の豆知識」コーナーから、見つけたものです。
「ごみは必ず持ち帰りましょう」と題したコーナーでは、
プラスチック袋、ペットボトルの蓋、釣り糸、
輪っか状のプラスチック、タバコなどを取り上げ、
海洋動物にとっていかに危険かが、解説してあります。

美しい海が好きだから、海を汚したくないし、
海の中で魚と一緒に泳ぐことは、野生を取り戻すこと。
貝や魚を食べるのも好きだし、見ているだけでも、
海の美しさは特別で、世界が美しいと感じるのです。
この喜びを無くさないために、美しい海を守りたいし、
海洋生物の環境を、壊さないようにしたいと思うのです。