寺子で草取り
気持ちよく晴れ渡った、さわやかな秋となった昨日、、
中学生3人が手伝って、寺子田んぼの草取りをしました。
寺子こども園の田んぼは、一瀬ほどの広さですが、
実際に稲を植えてあるのは、その半分ほどでしょうか。
毎年春の種下ろしから、秋の収穫まで全部やって、
命を育てて受け取る、食育の一環としています。
子どもたちが入る田んぼで、難しいことは出来ず、
農薬なども使えないので、自然農が適しているでしょう。
現在使っている田んぼを、最初に借り受けた年から、
寺子用の区割りを、自主管理してもらっている。
寺子こども園の園長が、農作業のいいとこ取りでなく、
一通りのことを全部やって、子育てに役立てているのです。
僕も最初から手伝っていますが、姫が寺子に入って、
関係が密になったとは言え、やっていることは同じです。
むしろ問題は、姫が僕に甘えようとするので、
それを皆と同じようにするのが、とても難しい。
だけど今年は少し変り、先生の指示に従うようになって、
僕の所へは、時々甘えに来るだけになりました。
正直ちょっと寂しい気もしますが、こうしないと、
いつまで経っても甘えてばかりでは、困りますから。
甘えるときは甘えても、いつも甘えてばかりではなくて、
みんなと一緒に活動する、社会体験が必要です。
こども園に入れたのは、そのためでもありますから、
そこはなるべく、学習してもらいましょう。
姫の成長を願っていて、期待する事が多いと、
早く何でも自分で出来るように、と思ってしまう。
だけど客観的に見れば、まだ5歳にもなっていないので、
甘えたいときは、たっぷり甘えれば良いと思う。
社会性をもった人になって、甘えることも知って、
いつか対等に、いろんな話も出来るようになりたい。
写真の手前にあって、黒っぽく見えているのは、
花が咲き終わろうとしている、みどり米の稲の様子。
僕の稲は、今日からコシヒカリが稲刈り開始で、
あと3週間ほどで、寺子の田んぼも稲刈りでしょう。
こうしてまた一年の収穫が終わり、子どもたちは成長して、
僕の時代は終わり、新しい人の時代が始まります。