珊瑚礁とカヌー
おかげさまで、無事に帰宅しました。
今年は様々な事情もあって、東京は経由せず、
那覇での乗り換えも、短時間でしたから、
直接石垣島へ行った感じで、近かったですね。
家を出てから、6時間後には石垣島でした。
そんな石垣島ですが、今年は少し例年と違い、
木戸さんが置いていった、カヌーがありました。
二人乗りで緑色のカヌーですが、さらにもう1艇、
赤いカヌーが借りられたので、これも使えた。
そしてもう1艇、カヌーを持ってきた客人がいたので、
3艇のカヌーが揃い、平野の海を走ったのです。
このカヌーで、珊瑚礁の海をあちこち移動し、
珊瑚の様子を見て回りましたが、やっぱり死んでいる。
残念ですが、去年は復活していた場所の珊瑚も、
今年は大幅に滅びており、いよいよ将来が心配です。
とは言え外から見ただけなら、珊瑚礁の海は美しくて、
カヌーで海を走るのは、とても爽快なことでした。
リーフエッジまでは、どこでも相当の距離がある。
潮が引いていれば、珊瑚礁のどこでも背が立つので、
比較的安心して、カヌーで走り回れるのです。
しかもこのあたりは、全体のどこにいても、
およその海と陸の地形を、知っているからいい。
他の島々を回ってきた、旅人の話を聞いても、
珊瑚はどこでも死んでおり、危機的な状況にある。
八重山全体で、海水温が高くなりすぎてたことに加え、
去年は台風が来なくて、海水が入れ替わらなかったのです。
台風によって冷たい海水が入れば、珊瑚は復活する、
そんな自然の保全作用も、利かなかったというわけです。
おかげで島の陸上も、記録的な厚さになっており、
北陸や北海道での暑さほどではないけど、やっぱり暑い。
元々島は海風があって、暑くても31℃だったのに、
近年は32℃を超えることが、増えていると言います。
それでも日本本土の各地で、35℃なんて聞くと、
蒸し暑くもない石垣島は、過ごしやすいと言えるでしょう。
今年は15日間の旅でしたが、雨は一日だけで、
ほとんど快晴の、気持ちの良い日が続いていました。
おかげで僕ら家族3人は、例年になく多くのことに参加し、
それぞれに夏を満喫して、楽しかったことを報告します。
カヌー以外の具体的なことは、この後もう2回ほど、
報告する予定ですので、また読みに来てください。