チューリップ畑
砺波平野のチューリップは、チューリップ公園の、
チューリップ・フェアとして、全国的に有名ですが、
本当の圧巻は、広々とした畑に植えられた風景でしょう。
昨日は青空が美しい快晴で、姫のイベントもあって、
高岡市福岡にあるUホールまで、足を運んで、
その後クロスランド小矢部に寄って、遊んできました。
確かに快晴なのですが、少々風が冷たく感じられて、
あまり長く外にいると、寒くて震えが来るほどでした。
それでも姫は大はしゃぎで、あれやこれやと遊んでいて、
帰ろうと言っても、なかなか素直には従いません。
散々遊び疲れて、ようやく車に戻ったと思えば、
まもなくぐっすりと眠って、しばらく目が覚めません。
そんなときに、車は広々と美しいチューリップ畑に、
さしかかったので、しばし道路脇に車を停めて、
こんな写真を撮って、その風景を楽しんできました。
チューリップ・フェア自体は、入場料もやや高額なので、
富山に戻った時期に、何度か友達と行った後は、
久しく行っていませんが、チューリップは好きです。
春の彩りとして、梅や桜の次にチューリップが来て、
その後はツツジになり、やがて夏の花が咲き始めます。
桜の開花によって、稲の苗床の準備を始めたら、
チューリップの時期に芽が出て、ツツジの頃に田植え。
順調にいけばそんな感じで、花暦に沿って農事は進んで、
このあとは稲自体の様子を見ながら、収穫を待つ。
それぞれの作物にも、必ず美しい花が咲くので、
花を順番に愛でていれば、一年が過ぎていく寸法です。
幼い姫は花が大好きですが、いじっている内にしおれて、
グジャグジャにするばかりで、活かし方を知りません。
だけどちゃんとした大人であれば、活かし方は分かる筈で、
花を大切に愛でる社会を、作りたいものだと思う。
そんなことを言いながら、春風の中で遊んできた僕は、
夜になって花粉症の症状が酷く、よく眠れないほどでした。
鼻が詰まり、息が苦しくて眠れなくなってくると、
もう少し楽に、気持ちよく生きられたらいいのにと思う。
だけどどんな命でも、楽ばかりでは生きられなくて、
苦しむことがあればこそ、輝きもひとしおなのでしょう。