穀雨と嵐
暦では穀雨となって、やや暖かい雨の季節。
田畑の穀物が、この雨を受けてよく育つと言われ、
この時期からは、様々な野菜が植えられます。
僕の田んぼは、まだ苗床に芽も出ていませんが、
畑には少しずつ、野菜の苗を植え始めている。
恵みをもたらす雨ではあるけど、同じこの時期、
砺波平野の山際では、激しい暴風もよく吹きます。
つい先日も、真夜中に風速30mを超えて、
台風並みに空が唸り、怖いくらいの夜でした。
珍しく姫が怖がって、添い寝をして眠らせました。
季節は確実に移り、たまに寒い日はあっても、
もう冬物は要らないし、布団も春秋用に替えたい。
と言っても、数日前には暑い日が続いたのに、
昨日の夜あたりからは、また涼しくなって、
今夜は寒いくらいになり、ストーブもつけました。
気がつけばもうすぐ5月で、農作業もこれから、
忙しい日が続くようになるけど、それが楽しみです。
春夏秋は作物を作り、冬にはそれを加工して、
一年が無事に過ぎれば、それは実にありがたく、
今は感謝しながら、日々を過ごすばかりです。
服は夏物を引っ張り出したり、春物にしたり、
中には冬物も、念のため仕舞わずに置いてある。
おかげで衣類は片付かず、選択したまま山積みで、
いつ片付ければいいのやら、わからないまま。
そう言えばこたつも、いつ片付けようか。
もう一週間もすれば、春の連休になるけど、
僕はサラリーマンではないので、関係はなく、
ただお天気と、苗の育ち具合が気に掛かります。
山に白いものがなくなれば、風も暖かくなり、
さわやかな五月晴れが、初夏を運んでくるのです。