春爛漫♪

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朝から田んぼに出掛け、苗床作りを終わらせました。
気持ちもゆったりして、少し遠回りして帰宅しましたが、
妻と姫はお婆ちゃんに誘われて、富山方面へ出掛けています。
僕にもお誘いはありましたが、農作業で結構疲れているし、
たまには一人で、のんびり春を味わうことにしました。

この写真は10日に撮ったもので、井波の大門川沿いの、
ほぼ満開になっていた桜並木が、とてもきれいに見えた場所。
桜というのは不思議な花で、単独では存在感が薄いのに、
周囲に青空とか、緑の絨毯とか、黄色い菜の花畑などがあると、
俄然全体が輝いて、見るからに美しい風景になるのです。

桜の花だけで見るなら、一気に満開になった場面とか、
水面に映った場面なども、とても風情があって楽しめます。
だけどもっといいのは、やっぱり風景としての桜で、
風景の中のコントラストによって、各々が輝くのです。
世界中の花の中でも、これだけ見事に満開になる花は珍しい。

一昨日から気温も一気に上がって、春本番の陽気となり、
早朝には4枚着ていた服も、昼には下着と開襟シャツだけです。
すっかり暖かいので、うらうらどこかへ出掛けたくもあり、
心地よく疲れているので、たまには一人ゴロゴロと、
一眠りしたい気もしながら、春らしくうだうだとしています。

まだまだ元気とは言っても、今年から高齢者になるので、
この先いつまで農作業が出来るか、少なくとも今の規模では、
あと数年がいいところかな、と考えるようにもなってきました。
これからは徐々に体力も衰えるので、それに合わせて、
米作りを基本に、豆や雑穀を作っていこうと考えています。

寒かった冬が過ぎて、暖かい春の陽気を全身に感じ、
一年サイクルとしての、米作りをしているのは幸せです。
環境を壊すような大がかりな機械や、大きなお金には頼らず、
なるべく小さく自然に近しく、静かに暮らすことを旨とし、
日々の感謝と喜びを増やしていけば、きっと幸せになるのです。