世界は動く!
宮古島の飛行場
アメリカがトランプ政権になって、しばらく様子見の世界でしたが、
このところ徐々に新しい動きが、固まってきたように思います。
アメリカとロシアが接近して、共同歩調を取ることが増えてきており、
それとは対照的に、中国包囲網のようなものが見えてきたのです。
そしてオバマ政権が目指したような、軍事に頼らない世界政策ではなく、
明らかに軍事力によって、アメリカの利益を守ろうとしています。
いつどんな動きをするのか、誰にもわからない情勢になっている。
その北朝鮮の動きに合わせて、韓国と米国は大がかりな軍事演習を行い、
日米の軍事演習を見ていると、中国との局地戦が想定されており、
台湾を含む琉球弧が防衛ラインとなって、ここを戦場と想定している。
アメリカにとっては都合良い防衛ラインで、これなら米国は安泰、
戦場は日本と台湾に限られるので、トランプのもくろみ通りとなります。
米国はそんなことはどうでも良く、琉球弧で収めることが大事になる。
日米安保の強化とは、中国の太平洋進出を食い止める力強化のことで、
いずれかの島に中国軍が攻撃してきた場合に、どう守るのかが一番で、
次に島が占領された場合に、どのように奪還するかが鍵になる。
要はアメリカにとって、自分たちの思い通りにならない大国中国が、
太平洋で自由に活動されては、米国の利益にならないからやめさせたい。
こうしたシナリオに、安倍政権はまんまと乗っかって尖閣防衛を唱え、
アメリカが約束してくれた、と喜ぶ姿はなんとも滑稽でさえある。
中国がしびれを切らして動いたときには、接収して米軍が使用する。
アメリカの思い通りなのに、日本人は喜んでくれるから有り難く、
これほど国益に叶う国はないから、大切に扱われるという筋書きです。
中東紛争に端を発した移民問題は、世界の政治を大きく動かして、
グローバル経済の流れは、思わぬ形で流れを止めるかも知れませんけど、
それがどのような流れに変わるのかは、まだ予断を許さないのです。
この時期に米国がトランプ政権で、、自国主義を打ち出すのは興味深い、
しかしこの流れで軍事費を大幅に増やし、対峙するのは危険です。
日本はアメリカの軍事戦略に乗って、沖縄を再び戦場にするのではなく、
軍事力によらない中国との関係改善を模索し、実行する必要がある。
アメリカが日本の支配を手放さずに、軍事利用しようとする中で、
そんなアメリカを逆手にして、日本を有利に導ける政治家はいないのか。
今の国会を見ていても、そこまで考えて行動している人物は見えず、
この先ずるずるとアメリカの手中で、沖縄は再び戦場になるやも知れず。
日本が日本らしくなるためには、奇妙な国粋教育や道徳教育よりも、
いまだ覚醒しているとは言えない、純粋な日本的霊性を求める方向です。
狂ったマネー信仰から転向すべき方向は、国家神道などではなく、