朝はてんやわんや
我が家はどちらかと言えば、早寝早起きのつもりでしたが、
姫が保育園に行くようになって、どうやら違うと知りました。
正確に言えば、まだ4歳になったばかりの姫が宵っ張りで、
8時半には寝ているはずが、どうもそうはなっていない。
8時過ぎに寝る準備を始めようとすると、お腹が空いたと言い、
何か食べて歯を磨いて、それから寝ることになります。
もっと早い食事の時間に、十分に食べれば良いのだけど、
食事の時間は食べたがらずに、すぐにお腹が一杯だという。
保育園から帰ったときに、お腹が空いたというので、
その時間に何か食べさせると、食事時間に余り食べない。
そうかと言って、3時から4時のあいだに帰る姫が、
お腹が空いたと言えば、何も食べさせないわけにもいかない。
甘いものはなるべく食べさせたくない、と思うから、
保育園帰りのおやつは、果実かスナック系のものが多い。
でもって僕と妻は野菜が好きなのに、姫は嫌って食べないから、
同じものをそろって食べる、なんてことにもならない。
そして姫は寝る前になって、お腹が空いたと言い出すから、
まだ歯を磨いていなければ、ちょっと何か食べさせてしまう。
これでは子どもに対して、甘すぎるかも知れないけど、
厳しいしつけよりも、幸せのうちに育って欲しい気もします。
人に迷惑を掛けるようではいけないけど、家庭内であれば、
多少の我が儘はいいじゃないか、と思ってしまうのです。
そしてこの季節になると、夜中に背中や足が痒いと言って、
僕や妻を起こし、クリームを塗ったりさすったりするのです。
おかげで目が冴えて、眠れずに寝不足になる日もあり、
何せ妻が作る料理を食べないものだから、妻と喧嘩になる。
腕力の喧嘩ではないし、筋の通る喧嘩でもないので、
たいがい闇雲に何でも言い張る姫の方が、妻に勝ってしまう。
と言うより、そもそも勝負になんかなりっこないのだけど、
似たもの母娘の喧嘩なんて、娘が勝つに決まっている。
そう言えば姫がもっと小さい頃に、妻と姫が喧嘩して、
妻が実家に帰ってしまったことがあるけど、このときは、
姫が帰ってきて欲しいと泣いて、一件落着したことがある。
だけど昨夜は、妻が怒って二階の部屋で寝ると言いだし、
姫は僕と二人で、妻なしで寝て平気でいたのです。
本当はお互いに大好きなので、すぐ仲良しに戻りますが。
こうして夜が遅くなれば、どうしても朝だって遅くなり、
起きてから妻と姫が家を出る8時半まで、大忙しになります。
僕は仕事をしていないので、姫の着替えや朝食を食べさせ、
なんとか準備を整えさせますが、この時間はてんやわんやです。
妻は口で姫を動かそうとしますが、行動が伴わないので、
最初から行動しない姫も、口で応戦して済ますのです。