みんな元気!

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お正月と言っても、我が家は妻と姫以外に集まる人はいないので、
妻の実家に集まる食事会に、僕も参加させてもらっています。
結婚して以来毎年参加する食事会は、今年は日程に不都合な人が多く、
そんな人は別の日に顔を出し、この日は僕を含めて9人だけでした。
多い年は20人近くいましたから、少ないとさびしい感じもしますが、
それでもこうして家族が集まれば、落ち着く感じがするものです。

妻は3人姉妹の真ん中ですが、結婚している姉に子どもが二人いて、
我が家の姫とはいとこ同士になるし、この3人はとても仲が良い。
未婚だった妻の妹も、今年の春には結婚することが決まっているから、
また来年の春は、いとこの数だって増えるかも知れないわけです。
家族が増えることで、やがて子どもたちの仲間が増えていけば、
それは幸せが増えることだと、大いに喜ぶしかありません。

子どもたちは成長して、またそれぞれの人生を歩み始めれば、
様々な困難にも出会うでしょうし、苦しいことだって多いでしょう。
それでも人生を歩むことは、これ以上ない魅力的なことであり、
次の世代の人も、その次の世代の人も幸せになって欲しいと思う。
平和で文化的な福祉国家を目指して、社会建設をしていけば、
いつか理想的な社会作りは、実を結ぶのだと信じることもできる。

少子高齢化が問題とされていますが、高齢化は寿命が延びることで、
おめでたいことでこそあれ、それ自体が問題であるはずもありません。
生産能力のない人が増えれば、生産力低下が問題とされますが、
この百年の間に、どれだけ人の生産能力が上がったかを考えれば、
もっと楽に必要な物を生産して、自由に過ごせる人が増えて良いのです。
だけど何故か人々は忙しくなるばかりで、疲れた人が増えている。

経済が豊かになって、生産性が格段に上がったと言いながら、
家には誰もいない状態で、子供からお年寄りまで外に出て忙しい。
豊かになって、忙しくなって、資産を増やして、仕事が増えて、
いったい自分が何をしたいのか、分からなくなっている人も増えている。
どうしてこんなことになったのか、おかしいと感じている人さえ、
不安で立ち止まることさえできずに、健康に気を遣って走り続ける。

小さな子どもたちは、家でお母さんやお父さんといたいのに、
保育園や幼稚園に預けられて、家族は一緒にはいられないのです。
若い夫婦は子作りする余裕もなくて、お金を稼ぐ歯車になり、
常に収入を気に掛けることで、働いていると実感しているのです。
お金でお金を稼ぐことで、生活の糧を得ている人もいるし、
お金さえあれば働かなくてもいい、と信じている人もいる。

果たして、働くとはお金を稼ぐだけのことなのでしょうか?
お金を稼がなくても働くことがあるとすれば、それは何なのか?
僕らは個人では解決できない、大きすぎる問題の前に立って、
思考停止に陥っているのではないか、と思わずにはいられません。
ツイッターのように、即答できる内容だけで考えるのではなく、
一つの言葉に10年20年を掛けて、未来への言葉を見つけたいです。