冬が来る♪

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昨日は南砺市周辺の山にも雪が降って、初冠雪となりました。
家の中はもう一日中暖房で、外出はすっかり冬の服装です。
そろそろ平野部でも雪の準備で、車もタイヤ交換の時期でしょう。
南砺市ではこの時期に、市長と市議会議員の選挙がありますが、
市長は無投票当選が決まって、市議会選挙だけが行われています。

今年の市議会は、議員定数が減って20人になったところへ、
26人が立候補する激戦で、町中には選挙カーが走り回っています。
僕は昨日一日だけ、期日前投票の管理人をやってきましたが、
それ以外は特に関係していないので、期日前投票も済ませました。
稲刈りの方は、まだ晩稲のみどり米が稲架に掛かったままで、
もう脱穀していい時期ですが、お天気との折り合いがつきません。

明日は高岡で、NPOのイベントにも参加したいのですが、
妻子の用事とどう合わせるか、なかなかうまく予定がつきません。
姫の七五三も迫っているし、いろいろお世話になっているから、
自分の都合だけで決められないことが、少しずつ増えてきています。
さすがに独身の頃のように、自由に動くことはできなくて、
年齢的にも今の僕には、ちょうどいい足枷かなとも思います。

温暖化の影響なのか、近年は雪が少なくなっていますから、
家に雪囲いもしなくなり、農作業が終わればゆっくりできるはず。
生活に不安がないかと言われれば、生きている限り不安はありますが、
自分の人生を振り返れば、今も幸せであることがよくわかるのです。
若い頃から自分の価値観で生きてきて、裕福ではないけど自由だったし、
ぎりぎりの生活ながら、今では妻子も得て穏やかに暮らしている。

若い頃は「蛇と誤解が嫌い」と思っていたけど、自然農をやるうちに、
蛇は同じ生き物として受け入れられるし、嫌いでもなくなりました。
それに誤解は人の常で、誰でも自分の考えに沿ってしか理解しないので、
誤解する人間をそのまま受け入れて、暮らすことも覚えました。
冬の寒さも嫌いだけど、春の暖かさや夏の暑さを心地よく思うのは、
やっぱり冬の寒さがあればこそ、と思うようになったのです。

今話題のトランプ氏は、いわゆる叩き上げの大金持ちですが、
彼の言葉を見れば、人間としての価値観には疑問の余地がありません。
「一番幸せなのは、素晴らしい家族と真の価値観をもっている人」
そうである限り、彼は政治の素人であっても大統領に相応しい。
政治のプロが信用できない時代に、素人であることはむしろ長所で、
彼がこれから何をするか、大きな目で見ていたいと思います。

毎年違う季節を迎えている僕としては、今年の冬はどんな冬か、
どんな冬にしていくかを考えて、残りの人生も楽しく暮らしたい。
もうすぐ初雪も降るだろうし、そうすると僕の心は20年前、
50年前に戻って、淡く切ない恋心も思い出すのです。
人生は広くて深くて面白い、あらためてそう思うのです。