幸せな時間

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今年は4月から、勤めも無くなって、
本格的に子育てを、担うようになりました。
と言っても、母親代わりになるのは難しいので、
僕は僕なりに、父親としてできる子育てです。
妻は僕が、仕事をしたくないのだと思ったようですが、
それは間違いで、仕事自体はとても好きなのです。

だけど僕は基本的に、お金の心配はしていなくて、
それよりも姫に、何をしてやれるかを考えています。
今は少しでも、一緒にいられる時間を多くして、
生き方を見せながら、彼女の成長に寄り添っていく。
わがままにさせる気はないけど、幸せな時間を持って、
彼女の人生が前向きになるように、手助けはしたい。

姫が将来幸せになるために、お金を貯めるのは、
現代の必然的な考えですが、僕はそうは思わない。
お金は少なくてもいいから、一緒にいる時間を多く、
何を喜び、何を悲しみ、何に怒るかを共有して、
同じ花を見て喜び合える、そんな親子になりたいのです。
ある程度のお金が必要だってことは、わかっていても、
お金は問題が大きいので、なるべく関わりたくない。

それでも生きていくために、何が必要かを考え、
お金が必要だというなら、何のために必要かを考える。
教育費のためなら、どんな教育を望むのかを考え、
なるべくお金にたよらずに、教育を受ける方法を考える。
いずれかの時点で、またお金を稼ぐかもしれないけど、
その時はその時で、姫にもなぜお金を稼ぐかを話し、
お金が前に出ないように、価値観を伝えたい。

あまり理想的なことを言うと、現実が追いつかずに、
思うように生きられない、変わった子に育つかも。
そんな心配もしないではないけど、人生の価値観は、
挫折するなら挫折も含めて、真っ直ぐが良いと思うのです。
真っ直ぐ正しいと思うところを生きて、それでダメなら、
致し方ないし、最初から妥協で生きるよりもいい。
最初から妥協で生きる人生に、真があるとは思えません。

まだ3歳の姫ではあるけど、この先の人生を思いながら、
どんな生き方をして、どのように幸せになるか、
思いを巡らせるのは楽しく、幸せな時間なのです。
こんな幸せを積み重ねて、月日が過ぎればそれでいい。
彼女が僕の生き方をどう思うか、わからないけど、
今のこの幸せを大切にして、生きて欲しいと思うのです。

今は僕のことを「王子様」と呼ぶ姫は、妻と僕を奪い合い、
妻も自分の王子様だから、と熱心に応戦しています。
妻と僕が仲良く手を繋いでいると、間に割り込んできて、
自分をのけ者にされたくない、と主張してきます。
こんな幸せはいつまで続くのか、付きまとわれて面倒と、
思うときもあるけど、やっぱり最高に幸せな時間なのです。