百瀬川で遊ぶ♪

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姪っ子の姫と我が家の姫を、どこかに連れて行くことになり、
どこが良いかと相談したら、川遊びがしたいと言うことになりました。
川遊びをすると言っても、最近は護岸工事が進んでいますから、
自然な河原で遊ぶのは、南砺市でもなかなかに難しい。
僕が唯一思い浮かんだのは、利賀の百瀬川キャンプ場付近で、
あそこならきっと楽しいと考えて、連れて行ってみました。

と言ってもキャンプ場の中へ入るわけではなく、その近辺で、
昔ながらの川縁が残っている場所へ行って、遊んだだけなんですが。
実際に行ってみると、二人の姫は目を輝かせて川に入り、
ただひたすら喜び勇んで、川の浅瀬を歩き回っていたのです。
清らかな冷たい水は、暑い夏の日には最高の遊び道具で、
何度か転んだりしましたが、1時間近く遊んでいたでしょう。

ふたりの姫たちは、僕の先導で危なくなさそうな場所に入ると、
すぐに自由に歩き始めて、ほとんど休もうともしません。
時々持ってきたハンカチを川で濡らして、顔や手足を拭いたりして、
適度に涼を取ることも忘れませんでしたが、それでなくても十分涼しい。
足を滑らせて手をついたり、ショートパンツを濡らしたりしても、
神経質に気にすることなく、川の気持ちよさを味わってくれたのです。

鳩間島の自然とは大違いの、山間にある自然の恵みですが、
どちらにしても自然は親しみに満ちており、人を幸せにしてくれる。
様々な天災もあるけど、それ以上に恵みや喜びに満ちており、
僕らはそこから受け取るものの大きさに、感謝せずにはいられません。
こんな自然を破壊し続ける人類は、どんな報いを受けるのか、
いやすでに報いを受けているからこそ、問題が起きているのでしょう。

美しい自然の中で暮らすとすれば、それなりのリスクもあって、
決して良いことばかりではないでしょうが、選択肢を失いたくない。
生物多様性を守るとは、人間の生き方の自由を守ることでもあるからこそ、
国連でも大きな課題として取り上げるし、僕らも取り組んでいる。
人間の五感による喜びを失えば、人が生きることの喜びそのものを否定して、
ただの数量としての人間に、陥ってしまうと思うからイヤなのです。

もっと自由にもっと気持ちよく、それは自然を大切にして、
楽や欲を乗り越えて得られる喜びを、謳歌したいと言うことです。
自然の恵みを食べ物だけで味わうのではなく、目や耳や鼻で味わって、
究極は手足の先、全身の皮膚感覚で味わえば最高だと思う。
五体と五感を大切にして、そこから得られる喜びに目覚めていれば、
人はどんな環境にあっても、幸せになれると思うのです。