もうすぐ石垣島へ♪

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どんな所も住めば都、とわかってはいても、
一つ所にずっと住んでいると、飽きてきます。
どこか遠くへ行きたくなって、ふらふらと動き出し、
ふと気がつけば、思わぬ遠くへ来てしまっていた。
それが僕の若い頃の旅で、20代の大半は、
そんな旅こそが、僕の暮らしの中心でした。

人生の第1期 ~11歳までは、親の人生と同じ。
第2期 12歳~23歳が、独立への学習と助走の時期。
第3期 24歳~35歳を、僕の場合は旅する暮らし。
第4期 36歳~47歳で、企業に勤めての社会人暮らし。
第5期 48歳~59歳は、立ち止まって人生と社会を考える。
第6期 60歳~71歳に、家庭を持って家族生活。
第7期 72歳~ ・・・・

こんな感じで、自らの人生を考えていますが、
第2期から第7期までを通して、沖縄が関わります。
片田舎の井波町から、東京の大学へ進学して、
ホームシックはなかったけど、悩みは多かった。
そんなときに、沖縄の石垣島へ行ったことが、
僕のその後の人生を、大きく左右したと言えます。

復帰まもない沖縄の島々を訪ね、暮らすうちに、
僕は誰かが暮らす場所なら、どこでも暮らせると思った。
生きることは知恵を使うことで、どこに暮らしても、
その場に必要な知恵を養えば、生きていくことは楽しい。
だけどなぜ何をして生きるのか、わからないと、
心に巣くっている虚しさは、消すことができません。

アメリカで1年半を暮らし、永住権取得を考えて、
一度日本へ戻ったときに、改めて日本が好きだと思った。
それ以来僕のベースは日本ですが、同じ日本の中で、
沖縄はずっと、特別な場所であり続けたのです。
多くの人と知り合って、かけがえのない体験をし、
それを糧として、今の自分の考え方もある。

その中でも石垣島は、初めて訪れたときから、
特別な場所となって、40年以上も通い続けています。
そのまま住み着くことを、考えたこともあるけど、
様々な事情もあって、今は富山の実家の後に住んでいる。
そして毎年夏になると、石垣島に向かってしまい、
家族ができても、このスタイルは変わらないのです。

明後日からまたしばらく、石垣島へ行きますが、
そこには40年前からの知り合いも、新しい知人もいる。
年月とともに多くのものが変わり、変わらないものもある。
そのすべてが懐かしく、自らの人生を俯瞰するのです。
暑い夏の日差しを受けて、いつもの海まで歩いて行く。
そこに待ち受けているのは、人生の眩しい輝きです。