長靴は日本製

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最近10年間は、物価が安くなった代わりに、
外国製のものが多くなって、国産品は減りました。
お店へ行っても、次々に出てくる安い商品は外国産で、
それに比較して高い日本製は、お店にも少なくなったのです。
僕のような貧乏人は、どうしても安い商品を求めるので、
持ち物も次第に外国製が増えて、農作業の道具も例外ではない。

鎌類は100円ショップにさえあって、使っているし、
鍬にしてもスコップにしても、何だって安いものを買う。
長靴も5年前まではそうでしたが、写真に写っている長靴は、
お店で履いてみたら、とても履き心地が良かったのです。
買おうかと思ったら、普段買っているものの3倍の値がついている。
一度は断念したのですが、ある日思わず買ってしまいました。

毎年買っていた安い長靴は、毎年のように穴が空いたり、
どこかが破れて、すぐに使えなくなっていたのです。
それを思えば、2年以上持ってくれればよしとしたかったので、
ともかく買ってみて、まずは使ってみることにしたのです。
お店の人の話では、国産だからいいですよとは言うのですが、
何がどう良いのか、自分で試してみるしかないことです。

ただし鎌鍬の道具と違って、長靴は身につけるものだから、
日本人の体には、日本人が作ったものが合うような気はします。
履き心地が良いのは間違いないので、それだけでも価値はあるとして、
それから毎日、この日本製長靴を履くことになりました。
2年が過ぎて、相変わらず履き心地は良いし穴も空かないし、
そのまま3年が過ぎても、履き心地は良いまま水も漏れません。

久しぶりに、やっぱり日本製は良いなあ・・・と思い、
同じ長靴をもう一足、予備に買っておこうと思ったほどです。
ところがこの長靴、最初に買ったお店ではなくなっていて、
どうやら買う人が少ないから、商品を扱わなくなったようでした。
困っていろんなお店を回ってみたら、まだ置いている店があったので、
さっそく予備に買って、古い長靴が水漏れでもしたら交換です。

ところがところが、今年は買ってから6年目になるのに、
この長靴は相変わらず快適な履き心地で、水漏れはありません。
こうなってくると、いくら安くても毎年使えなくなる長靴が、
買うのがばからしくなって、これが今では手放せない長靴になりました。
こんな優れた商品は、きっと長靴以外にもあるのでしょうが、
今のところ僕は、この長靴だけが驚きの日本製です。