“しらみずの湯”まで

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昨日から快晴の空となり、どこかへ出掛けたくなりました。
ジャガイモを植えるにも、畑が濡れて水っぽいとか言い訳して、
せっかくの快晴に、山へ水を汲みがてら温泉に行こう!
と考えて、ちょうど2枚あった五箇山荘の入浴券を握りしめ、
車には水タンクをありったけ積んで、山へ向かったのです。

花粉症のことはしばし忘れて、快適なドライブでしたが、
五箇山荘へ着いて、さあ温泉に入ろうとしたところ、
「本日は貸切のため、入浴できません」と書いてあったのです。
水曜日が休みとチェックしてきましたが、貸切とは予想外で、
入口で立ちすくんでいたら、中から人が出てきました。

突然貸切になったことを、申し訳なさそうに謝りながら、
次回に使える入浴券を2枚くださったので、ありがたくいただき、
さてどうしたものか、156号線に戻りながら相談しました。
「ゆ~楽」まで戻るよりは、くろば温泉に行こうかと、
車を進めているうちに、もっと遠くまで行きたくなったのです。

せっかくだから、白川の温泉まで行ってみることにして、
そのままドライブを続け、飛越峡合掌ラインを走り抜けました。
長いトンネルを抜けて、白川郷の道の駅に立ち寄り、
温泉をチェックしていたら、合掌集落よりも少し先にある、
「しらみずの湯」がいいと教わり、そこまで行くことにしました。

再び長いトンネルを抜けて、「飛騨白川」道の駅の脇を抜け、
少し下ったところに、「しらみずの湯」がありました。
思ったよりも立派な建物で、中も適度に広くて気持ちよく、
さっそく温泉に入ってみましたが、内湯も露天風呂も快適です。
季節外れのせいでしょうが、利用客も少なくて静かでした。

たっぷり1時間近く、大きな浴槽や檜の浴槽に体を沈めて、
すっかり体が温まったら、あとは露天風呂でのんびりしました。
大きな浴場に、しばらくは僕一人になってしまったので、
まるで貸切のように、手足を伸ばせるだけ伸ばしてみました。
まだ雪化粧の景色も美しく、なんとも言えない贅沢な時間でした。

すっかりくつろいだ後は、車で白川街道を通ってみましたが、
こちらはいかにも昔のままの街道で、旅籠や旅館が並んでいます。
昔のままの佇まいの宿が、たくさん残っていると言うことは、
今でも利用者が後を絶たないと言うことで、白川合掌村の、
バックヤードのような役割を、担っているのかと思われました。

最後は合掌集落の中を、ゆっくりと車の中からみて通り過ぎ、
自撮り棒を振りかざす人を見て、日本人じゃないよね、
と国際化した観光客を、違和感を持って眺めていました。
ちょっと温泉のつもりが、小旅行になってしまいましたが、
思わぬ“いい場所”を見つけたので、満足な一日となりました。