雨水まで・・・

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5日前の晴れの日に♪
 
まだ暦上の雨水までには、一週間ほどあるのですが、
昨夜はこの2日間に降った突然の大雪が、勢いよく溶けて、
寝静まった夜に耳を澄ませば、水音が途切れずに聞こえます。
もともと雨水は、雪が雨に変わる季節を言うのでしょうが、
この時期の夜中には、溶けだした雪が屋根を伝って、
雨が降らなくても、雨のような音になって聞こえるのです。

現代では多少天気が悪くても、車がありますから、
幼い姫を連れて出掛け、一緒に遊ぶことができますけど、
僕が子どもの頃は、まだ家には車もありませんでした。
寒い冬に天気が悪いと、小さな子どもたちは家を出られずに、
ひたすら春が来るのを待ちわびて、家の中に閉じこもり、
春よ来い♪とうたい、窓の外を眺めていたのです。

光の春と呼ばれるこの時期には、少しずつ日も延びて、
まだ暖かくはないのに、春を待ちわびる心がはやります。
近所の空き地には、まだふきのとうの気配はありませんが、
暦の雨水を過ぎれば、どこからともなく春は忍び寄って、
やがて大地には、暖かい陽射しと温気が満ちるのです。
そんな季節まであと少し、いのちは縮こまって待つのです。

姫は晴れ日が大好きで、お出掛けはアンパンマンより好きで、
食事も忘れて見ているアンパンマンを、お出掛けすると言えば、
自分も行くといって、すぐにお出掛け準備を始めます。
いつもはぐずって、トレパンも履きたがらないのですが、
お出掛けだとわかれば、アンパンマンも放り出して、
すぐに着替え体勢になって、元気いっぱいになるのです。

そんな姫ですが、少しずつ個性がはっきりしてきました。
顔かたちから全身が、精悍な感じに引き締まってきたので、
始めて出会う多くの人から、迷わずに男の子だと思われます。(^_^;)
そして内面的にはナイーブで、転んだりしても決して泣かないのに、
ママの心が離れるのをいやがり、あの手この手で気を引こうとするし、
心理的に恐いことがあると、親の後ろに隠れてじっとするのです。

何事にも強情だけど、ちょっと機転を効かせて興味を示せば、
すぐに気が変わって、新しいことに興味津々になってくる。
だけど基本はビビリなので、自分から新しいことはできないで、
親にやらせようとするのは、どの子でも同じでしょうか?
まだ何を言っているのかはわからなくても、何かは話すので、
根気よく聞いたやりながら、こちらからも話しかけます。

人間にコミュニケーションが大切なのは、大人も子どもも一緒で、
特に小さな子どもは、人との繋がりを覚える時期なのです。
言葉を覚える時期には、人の大切さも覚えて欲しいし、
人を大切にすることで、自分も大切にされると学んでほしい。
欲を言えば切りがないとわかっているから、ありのままでいい、
自分の身の回りを、大切にできる人になって欲しいのです!