雪がない!

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立春を過ぎたとは言っても、まだ2月上旬で、
例年なら雪に覆われているはずの、砺波平野ですが、
今年はどういうわけか、まったく雪がありません。
アメリカ東部では大雪で、東京でも積雪があった今朝も、
砺波平野はこの通り、田畑にさえ雪がないのです。

さすがに山を見れば、まだ雪の気配はありますが、
2月上旬にこれだけ雪がないのは、珍しい気がします。
これが地球温暖化の影響なら、もうかなり凄まじいことで、
春以降に何が起きても、不思議はない感じがするし、
実際に何か、人類には不都合なことが起きる気がします。

雪が多ければ多いで、不安材料はたくさんありますが、
あまりに少なければ、それもまた心配になるのです。
なかなか都合のいいことばかりはない、とは思いますが、
さて今年は、どんな一年になるのかと考えたときに、
温暖化の影響をそのままに、暑い一年になるのか、
それとも巨大台風の多い年になるか、これも心配です。

心配ばかりしていても、仕方がないのですが、
自然農などを試みていると、自然界がどうなるか、
やはり気にせずにはいられないし、心配になるのです。
生き物にとって大切な食べ物は、自然が大きく影響するし、
人間の豊かさだって、自然界に負うところが大きい。
僕らはどうしても、自然を疎かには生きられないのです。

あまりに雪の少ない平野部で、今後の予報を見ても、
それほど大雪になる気配もないし、そう寒くもありません。
このまま中旬になれば、今年の雪は打ち止めになって、
やがて春一番が吹く頃には、いよいよ春本番になり、
桜前線も早まれば、農作業も早めになるでしょう。
それだけなら、歓迎したいことではあるのですが・・・

人間の活動は、いつのまにか規模が大きくなりすぎて、
制御の効かない、不都合な現象が増えてきたのです。
それをコントロールできるとすれば、市民合意による、
民主主義の政治でしかない、と考えています。
明るい未来は、民主的な政治で作るしかないのです。

その政治が、自然環境を壊しても経済成長を進めるなら、
人類社会に明日はない、と思わざるをえないのです。
最大の環境破壊である戦争など、問題外でありますし、
軍事力の増大も原発の稼働も、暴力的な拡張と考えれば、
僕らはもう一つ別の、新しい道を探るしかないです。