上田子収穫祭

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氷見市上田子地区の公民館で、収穫祭に参加しました。
僕もメンバーの一人である、NPO「Nプロ」が企画に加わり、
上田子地域振興策検討委員会が主催して、開催されたものです。
単なる収穫祭ではなく、これからの上田子地域を考えて、
どのように振興していくか、多くの人から意見を聞くイベントです。

僕はNプロのファシリテーターとしても、参加しましたが、
今回は同時に自然農の実践者として、農作物の出品にも協力しました。
氷見には同じように、無農薬で無化学肥料の農業をしている人が、
何人もいますから、その人たちにも協力をいただきました。
販売には主催者側からの補助もあったので、参加しやすい企画です。

上田子の公民館自体も、比較的新しい感じで使いやすく、
大鍋も設置されて、芋煮などをいただけたのも嬉しい企画でした。
体験参加型のイベントにして、将来の足がかりにしたい意図もあり。
手打ち蕎麦や抹茶の体験などもあって、楽しかったですし、
具たくさんの芋煮におにぎりが2個付いて、100円はありがたい。

販売コーナーにも、様々な野菜や作物が並びましたが、
これは時間的な問題もあって、多くは売れなかったのが残念。
それでも地元のお年寄りと話している中で、たとえばミドリ米など、
今でも作っている人がいるのを、初めて聞くことが出来ました。
その人もミドリ米の餅が美味しいので、続けているそうです。

寝不足と上田子が遠いこともあり、眠くて厳しい参加でしたが、
この地区のお年寄りと話をしていると、自然農もすぐに理解される。
僕らはわざわざ自然農なんて言っていますが、昔はあたりまえの農法で、
土地の自然風土の豊かさが醸し出した作物を、そのままいただいた、
そんな記憶が、楽しい会話を余計に弾ませたように思います。

これからますます高齢化が進んで、地域で暮らす人が減れば、
同じ地域で暮らす人たちが、どのように集えばいいか考える必要がある。
あるいは子どもたちにしても、近所に仲間がいない時代になって、
こうしたお年寄りや子どもたちが、なるべく自由に集えるような場を、
今から作っていければいい、そんな声がたくさん聞こえていました。