日本海域大型地震!

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先月日本政府は、日本海側で地震が起きた場合の、
各地における津波予想を、きめ細かく発表しています。
どうして今頃に、地震による津波予想をしたのかと思えば、
昨年あたりから地震の予兆が増えていて、東海トラフよりも、
日本海側で大地震の起こる可能性が、増えているようなのです。

今年に入ってからも、九州での火山活動は活発ですが、
この延長上には、東海地方よりも日本海沿岸があるようで、
しかも日本海側の地震は、陸に近い可能性が高いのです。
陸地に近い地震で最も危惧すべきなのは、津波の早さですが、
多くの地域では、数分の後に10メートルを超える津波が、
沿岸に押し寄せるだろうと、発表されているのです。

特に石川県の能登半島や、新潟から北海道に掛けては、
最大で十数メートルの津波が、押し寄せるとされています。
富山県新潟県の県境にある、親不知子不知の難所などでは、
逃げ場もないまま、津波に襲われることになるでしょう。
そんなことを心配していたら、何も出来なくなるので、
常に自分の生き方を考え、最善を生きるしかないのですが。

九州の桜島阿蘇山、諏訪瀬島などでの火山噴火や、
どこか例年とは違う気象、栃木の震度5地震などを見て、
いよいよ東海地震が近いだろう、よ予測する人は多いでしょう。
だけど大きな視野に立ってみれば、この予兆はむしろ、
日本全体を包んでいるので、日本列島の成り立ちから見て、
東海地方と同じくらい、 新潟沿岸で起きる可能性は高いのです。

とまあそこまで考えたら、東海地方であれ日本海であれ、
日本列島に地震と無関係な場所はないので、どこも危険です。
だけどその危険と裏腹に、美しく豊かな自然があって、
僕らはその自然の恵みに抱かれながら、文化を築いてきた。
そう思えば、決して憂うることばかりでないのも事実ですから、
感謝の気持ちを忘れずに、今日を積み重ねていくしかないのです。

リュウグウノツカイ地震雲も、確かに予兆かも知れないけど、
だからといって、日々の暮らしをやめてしまうわけには行かない。
原発などの人為的な危険と違い、自然災害は自然の一部で、
僕らは自然と共に生きるしか、生きる術はないのだから、
そのせつなさを文化として、育てていくしかないのでしょう。