米軍は好き勝手!

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日本は未だに、米軍の占領が終わっていません。
特に制空権と沖縄に関しては、治外法権のままで、
日本国憲法さえ届かない、好き勝手が続いています。
先日は厚木基地爆音訴訟で、市民が勝訴しており、
自衛隊機の夜間飛行は、差し止める判決がありました。
ところがこれも、米軍機の差し止めは却下されて、
あらためて米軍の治外法権が、際立っています。

多くの日本人には、あまり知られていませんが、
日本の空には、いまだにアメリカの制空権があって、
日本の民間機でさえ、自由に飛べない空があるのです。
これは沖縄などばかりではなく、首都圏の空の話で、
何年か前には、その一部に民間機が飛べるようになったと、
政府が得意げに発表していたのを、思い出します。
この不平等条約は、いつ無くなるのでしょうか?

民主党政権の失態によって、沖縄米軍の辺野古移設は、
ジワジワと進められていますが、これも不気味です。
中国は国内に民族問題を抱えながら、軍事力を強化して、
アジアの問題はアジアで解決する!、と息巻いていますが、
解決とは、軍事的に抑え込むことなのでしょうか?
そんな上辺の解決では、すぐに反感を買って、
結局事態を深刻化させる、いつものパターンです。

そうしたアジアの不安定に、米軍も食い込んで、
自分たちのイニシアチブを強め、活動を自由にしたい。
そのことと関連があるのかどうか、昨日久米島付近では、
大きな爆発音があり、キノコ雲が目撃されています。
これは原爆では無さそうですが、相当大規模な爆弾で、
「アジアの問題はアジアで」を牽制したのかも知れません。
日本の政府も自衛隊も、この詳細を知らされていない。

米軍はどこまでも治外法権で、日本の国益を守る話は、
決して条約改正と言った、明確な形を取ることなく、
努力目標として、ほとぼりが冷めるのを待つだけなのです。
竹富島では、教科書を政府に逆らって採択したり、
稲嶺名護市長は、日本政府ではなくアメリカへ渡って、
辺野古移設を思いとどまるよう、活動をしています。
結局日本政府を相手にしても、役に立たないからでしょう。

日本の3大問題は、1000兆円の借金を抱えて、
民主主義をないがしろにする、政治や政府のふがいなさ。
沖縄に代表される、アメリカ支配から抜け出せない、
これも日本政府の無能をさらけ出す、治外法権の条約。
そして福島に代表される、これも日本政府の限界か、
どうにも止まらない放射能漏れを、隠蔽するだけの嘘体質。
背景には、拝金主義があると思うしかありません。