闇に走る日銀

 

日本政府の負債額は、１０００兆円を超えてから、
現実感を無くしたのか、あまり騒がれなくなりました。
もう誰も解決できないまま、走り続けていますので、
言葉を失って、呆然としているのでしょうか？
政府は相変わらず、今度は消費税増税を理由にして、
また税収をはるかに超える金額で、予算を立てています。

アベノ独裁の指示によって、日銀発行の紙幣は、
際限なく増刷されており、ルールも何もない状態です。
以前は日銀の紙幣発行に対して、ルールがあって、
「日銀が買える国債の量には上限がある」でしたが、
このルールはアベノ独裁と黒田日銀総裁によって、
いとも簡単に停止され、破られているのです。

この点を国会で質問された、黒田総裁の発言では、
いずれ復活させると答弁していますが、その時期たるや、
内容を議論するのも時期尚早だと、突っぱねています。
かくして政府の借金はさらに増え、大企業以外の国民は、
溢れるお金や債権とは無縁に、物価高に苦しんで、
さらなる貧富の格差を、思い知らされることでしょう。

アベノ独裁の経済戦略とは、原発と同じ構図で、
未来に大きな負担を増やしながら、今を乗り切る。
その乗り切り方は、あまりにも自分たちのご都合的で、
根本的な解決など、いつだって時期尚早でしかない。
つまり解決する意志など、全くないとしか思われないし、
その被害だけが、確実に弱者を痛めつけるのです。

実勢経済を牛耳る一部の人が、国を喰い物にして、
好きなだけ国民の借金を増やし、自らの懐を肥やしていく。
日本人は秩序正しくて勤勉だから、弱い人は我慢して、
強い人がより強くなるのを、指をくわえて見ているだけか、
自分も弱者を喰い物にして、生きていくのか・・・
二者択一を迫られる、そんな時代は終わってほしい。