やんちゃです

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1歳と1ヶ月を過ぎて、自由に歩き回り、
なにやらしゃべりまくって、大騒ぎする姫です。
好奇心いっぱいで、何にでも首を突っ込んで、
手当たり次第にばらまき、逃げていきます。
遊んでいても、引っかかれたり噛まれたりすれば、
こちらが傷つくほど痛い、力も付いてきました。

自然の理に従って、自由に育ってほしいから、
余計なことは教えませんが、人をいたわる気持ちや、
優しい心だけは、身に付いた人になってほしい。
どうすれば人の痛みがわかる人に、なってくれるのか、
新米親にはわからないけど、姫と接する自分が、
姫の気持ちをわかる人に、なればいいと思うのです。

お母さんが料理をする台所で、ミントを手にして、
大喜びではしゃいでいる姫を相手に、僕も加わって、
ついでに踊って見せたら、姫も器用に踊り出しました。
手のひらを上手に返して、膝を曲げて踊ります。
こんな動きも最近覚えたようで、とても上手だから、
見ているだけで、奇蹟に出合ったように嬉しくなります。

今年の北陸の冬は、関東地方での大雪を尻目に、
例年になく雪が少なくて、今もほとんどありません。
まだ啓蟄にもならないのに、すっかり春めいた感じで、
3年前に植えた梅には、たくさんの蕾が見られます。
植物も人も同じく、自然を大切にすることで、
自分を大切にすることも、出来るはずだと思う。

だけど梅や作物のような植物に、出来ることは少なく、
人間だけが周りの環境にまで、大きな変化をもたらせる。
その変化が不自然なものであれば、環境は壊され、
やがて命を歪めて、取り返しのつかない惨事も招く。
だけど同じように人間だけが、環境をも育てて、
自然の美しさも開かせ、豊かな文化をも創り出すのです。

姫はこれから先に、どんな夢を見て育つのか、
今は夜中に恐い夢を見て、大泣きすることがあります。
僕は姫を腕に抱いて、恐怖が去るのを祈りますが、
社会が恐い時代になっても、抱きしめて泣くしかない。
だからそうならない前に、社会に意見を言いますが、
本当に危なくなったら、黙ってバリアを張るでしょう。