姫は図書館で

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ようやく歩き出した姫は、歩くの大好きですが、
まだ寒い日が続いているので、ゆっくり外出は出来ません。
♪は~るよ来い、は~やく来い、あ~るき始めた○~ちゃんが、
あ~かい鼻緒の、じょじょ履いて、おんもへ出たいと待っている♪
まったくその通りなので、時々姫を連れて図書館へ行きます。

南砺市中央図書館は、広々とした空間があって、
床もきれいだから、歩き疲れてハイハイしても安心です。
慣れない間は、姫が大騒ぎしたらどうしようかとか、
いろいろ心配ばかりしていましたが、一歩踏み出せば心配ない、
図書館の職員も、本を読む入館者も親切な人ばかりでした。
姫を見れば、皆さん微笑みを与えてくれるのです。

おかげで姫も、慣れるにしたがって落ちついてきて、
僕や妻が本を選んでいる間、おとなしく本をいじっています。
この図書館には、子どもの本を置いたコーナーも充実していて、
隅っこには、本の読み聞かせなどが出来るスペースもある。
幼い頃から本に親しむ、習慣作りを目指しているのか、
子ども向けの絵本なんかも、かなり充実しているようです。

僕らは週に一度くらい、この図書館へ行きますが、
もっと近くにも、井波図書館と庄川図書館があるので、
天気がいい日は散歩がてら、この二つの図書館にも出掛けます。
妻などはそれぞれの図書館で、限度いっぱいの本を借りて、
家の中には、図書館の本がたくさん積み重ねてあったりする。
そして中央図書館には、DVDのレンタルがあるのもありがたい。

TUTAYAのように、自由に選べるほど置いてなくても、
子どもが見ても安心な作品ばかりなので、これもありがたい。
もちろん無料だし、どうせ週に一度は来ることを思えば、
毎回3本借りて、数ヶ月の内には半分近く見終わるでしょう。
その頃には春が来て、外で遊べるようになるでしょうし、
ふきのとうや、春の草花を見て歩くのも楽しいはず。

去年の今頃は、首も据わらない寝たきりの赤ん坊だったのに、
それが今では、表情も豊かな顔で歩き回っているのです。
来年には日本語で、おしゃべりが出来ているかも知れません。
今生きていることの奇蹟を、大切に味わいながら、
姫には心の豊かな人になってほしい、そう願うばかりです。