レンボガン島ダイビング事故

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このところニュースを見ると、オリンピックか、
大雪に関する記事が、ほとんどを占めているようです。
だけど僕は、冬のスポーツはあまり興味がないし、
テレビそのものを見ないので、ソチへの関心はとても薄い。
それに大雪と言われても、北陸富山では雪が少なく、
東京の大騒ぎなど、何だか別世界の話しに聞こえます。

そんなふうに、なかなか自分のこととしては、
考えにくいニュースが多い中で、一つ気になったのが、
7人が行方不明という、ダイビングのニュースです。
僕は今でこそ、スキューバダイビングはやめていますが、
日本でまだ、ダイビングが普及する前の70年代に、
数少ないショップで、ライセンスを取っています。

いろいろあって、実際に自分で潜るようになったのは、
80年代~90年代ですが、タンクの数で200本以上、
厚地・薄地のウエットスーツと、自分の機材も揃えて、
国内では伊豆、八丈島石垣島西表島、小笠原・・・
海外ではセブ、ボホールプーケット、バリなど、
多くのリゾート地で、ダイビングを楽しんできました。

そんな中で、何度か危険な思いをしたこともあります。
まだ本数も少なく、慣れていなかった当時には、
海底で潮の流れが強くなり、一気に呼吸が荒くなって、
インストラクターから、エアを分けてもらったこともある。
強い潮流の中で、ドリフトしながら潜っていて、
流されていく人がいて、人がバラバラになったことも。

僕はシュノーケリングが得意だったので、スキューバも、
最初から苦労なく出来たのですが、長く海中にいると、
方向感覚がわからなくなるのも、苦労しました。
100本を越えた頃には、ライセンスもアドバンスで、
海外のリゾート地では、インストラクター無しで、
自由に潜ることもありましたが、やっぱり不安でした。

予想した場所で浮上しても、船の姿が見えなくて、
慌てていたら、ちょうど真後ろの方向に船が停泊していて、
これが結構わからない、海の広さが感覚を麻痺させたのです。
インストラクターがいれば大丈夫、と言えるのかどうか?
僕が親しくしていただいた誠さんは、海底の様子を見ながら、
どこを動き回っても、しっかり元の場所に戻る人でしたが・・・

海外ならなおのこと、現地の専門インストラクターでないと、
そう簡単に命を任せて、ついていくことは出来ません。
まして元々潮の流れが不安定で、天候も乱れていたとすれば、
無謀なダイビングだったのではないか、と思ったりしたのです。
ただ計画通りに予定をこなして、当然のように思う日本人は、
自分が命がけのことをしているとは、思っていないのでしょうが。