多子高齢化へ

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住民のグループとしては、一番小さい単位となる、
町内会の3班だけの、新年会がありました。
戸数は10軒で、各家庭から1、2名が参加して、
毎年この時期に、近所の居酒屋などで開かれています。
今年は寿司屋で、9軒から14人が参加しました。

我が家の姫も参加しましたが、今年はそのほかに、
姫の同級生の男子が一人、両親と一緒に来ていました。
町内には、ほかにも2人の小さな子がいますし、
少し大きくなっている、小中学生もいます。
昔から続いている町内で、10軒の家族構成としては、
珍しいほどに、子だくさんの町内かも知れません。

高齢者ももちろん増えていて、寝たきりの人もあり、
高齢化していることは、間違いないのですが、
長生きできているのは、それ自体は幸せなことでしょう。
少子高齢化を一緒にして、問題視する人もいますが、
高齢化は決して問題でなく、むしろありがたいことで、
問題なのは、少子化だけだと思うのです。

0歳代、10代、20代、30代、40代、
そして50代、60代、70代、80代、90代、
あらゆる年齢層が、万遍なくいる町内ですから、
もしかしたら、街中では珍しい理想の地域でしょう。
どうして街中では珍しいかと言えば、街中の住居では、
何世代もの同居は難しく、核家族が中心だからです。

当然ながら、子どもたちが遠方に引っ越して、
残された親も、家を引き払うことはありますが、
この町内では、うまい具合に新しい家族が入っています。
近くに親元があって、分家のように家を建てた人や、
子育てを終えて、新たに入ってきた人もいる。
それがみんな、こうして集まるところがいいのです。

集まるメンバーの半分は、自分が子どもの頃に、
何かとお世話になった人ですから、こちらとしても、
これから自分にできることがあれば、力にもなりたい。
そして新しい人たちとも、子育てを通して、
一緒にまちづくりができれば、幸せな町になる!