もうすぐ1歳

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我が家の姫は、まもなく1歳になります。
初めての出産で、家族は僕と妻の二人だけで、
助産士さんの助言を得ながら、自宅出産をして、
最初の半年は、完全に母乳だけで育てました。
その後少しずつ、離乳食を始めていますが、
まだほとんどが母乳で、栄養が不足してきたかも、
と心配もしますが、ともかく元気がありがたい。

なるべく自然に沿って、原点を忘れずに、
人工的なことは控えながら、命を活かしたい。
そんな思いで育てていますが、思い通りではなく、
これでいいのかと、心配にもなるのですが、
あるがままにあればいい、と開き直ってもいます。
検診やら相談日やらで、医療機関へ行く度に、
予防接種をしないのかと、必ず聞かれるようですが、
僕はなるべくさせたくない、と思ってもいます。

妻と僕の考え方の違いや、感性の違いがあると、
僕はなるべく意見を控えて、妻に合わせます。
僕より妻の方が、姫と暮らす期間が長いだろうから、
姫が妻と仲良くいてくれれば、それでいいと思う。
だけどこのところ、妻のやり方だけでは、
後々妻が困りそうなこともあって、少しは僕が、
姫の育て方に、口を出す必要もありそうです。

思惑ではなく、なるべく自然に近しく、
本来あるがままにあれば、それでいいと思い、
毎日姫と一緒に笑って泣いて、たまに怒ったり。
こんなあたりまえの日常が、60を越えていると、
不満どころか、当たり前以上にありがたくて、
日々感謝せずには、生きていけないくらいです。
だけど命というのは、日々新しくなっていくので、
昨日と今日とでは、考えることも違うのです。

60年を生きれば、還暦と言いますが、
その全体を見渡せば、百年が見える気がする。
百年の計はどこにあるのか、わかったなら、
千年の全体だって、見えてくるのかも知れません。
今はSNSが全盛ですが、ひどく不完全なので、
将来どのように扱われるものか、何か大きく変化して、
姿を変えながら広がり、日常になるでしょう。

それでも変わらないもの、人が希求して、
渇望するものは、たぶん今と変わらないから、
目の前のものに振り回されずに、生きてほしい。
本質が変わらずに、環境が大きく変われば、
そこに歪みが生じて、人は安定できなくなる。
姫たちはそんな時代を、生きる事になるのだから、
覚悟して危機を身に備え、強く生きてほしい。
そのための動じない何かを、身につけてほしい。